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モーリ・タローの投げっぱなしソーシャル

Facebookの新しさって結局伝わってないのかな、リアルライフと情報公開の中間状態について

自分のニュースフィードを見て、いやな気持ちにならないようにすること

 Facebookの使い方で一番の肝になるのがココで、友達にはなってるけどそんな親しくないし、むしろ日常的にこのひとの投稿ずっと読むのつらいなーってときには、どんどん非表示にしたり、制限リストに入れたり、フィードの購読を止めたりして、ニュースフィードに出てこなくする。逆に、すっごいおもしろいって友達やFacebookページにはどんどん「いいね!」して、ニュースフィードに出てきやすくする。

 そうやってニュースフィードが、自分が見ていて違和感のない、いやな気持ちにならない状態になってはじめて、Facebookを使いはじめたと言える、というようなことが、どうしても伝わらないし、伝えきれないというもどかしさがあった。

 ほかにもFacebookのプライバシー設定は、とにかく要望される項目は全部設定できるようにするから、お前ら自分で自分のプライバシーは守りたいように守れ、と言わんばかりにたくさんあって、ほかのサービスに比べても設定できまくりなんだけど、そうすると今度は設定項目が複雑でよくわからない、わかりにくい、という批判につながっている。

Facebookでは、中間状態が設定できる

 そういえば、3年前の普及前の段階ではFacebookへの批判として、会員にならないと何も読めないクローズドだということが理由だったけど、利用者が増えてくると逆に、個人情報をなんでもオープンにしようとしていると批判される。実際には、公開されているのか非公開なのかは、公開範囲の設定によるし、Facebookは投稿の1つ1つ、アルバムの1つ1つ、プロフィールの情報の1つ1つについて、それぞれ個別にかなり細かい公開設定ができるので、一概に公開/非公開を言えるものではない。

 さらにさっき書いたような非表示やら制限リストやらアクティビティやらいろいろな要素が加味されて、その情報は公開されているとも非公開だとも言い切れなくて、読めるようになっているひとにはふつう読める、みたいな中間状態にある。

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情報の公開における中間状態

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モーリ・タロー(モーリ タロー)

フリーダムなIT系編集者・ライター
90年代半ばからIT系書籍編集者として『FreeBSD徹底入門』『ウェブログ入門』『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などを手がける。
2008年に独立し、ソーシャルメディア、オープンソース関連を中心に執筆活動を行う。
2012年4月から、株式会社はてな シニア・エディター。

●hatena: http://www.hatena.ne.jp/mohri
●twitter: http://twitter.com/mohri
●Facebook: http://www.facebook.com/imkt5l

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2013/05/31 18:30 https://markezine.jp/article/detail/17811

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