ソーシャルメディアを使う人は増えたけれど、ソーシャルメディアが実現したことについての議論はいまだにちょっとズレたまま。約1年にわたって連載を続けてきたモーリ・タロー氏が、Facebookと2010年代のソーシャルメディアがやろうとしたことについてまとめます。最終回です。
Facebookのすごさって、伝わってないのかな
5月18日に、第4回Twitter研究会に出演した。もともと「ソーシャルブックマーク研究会」などをやってた西谷さんの主催なので、データマイニングなどエンジニアリング方面のスピーカーが多い勉強会なんだけど、ぼくは去年に引き続いて、結論のふわふわとした、ポエミーな、マインド面の話をした。
この研究会の発表資料を作るので、改めて去年の資料を見たり、自分のブログの過去ログや、この連載を読みなおしてみたけど、だいたいこの3年くらいズーッと同じことを言ってて、それはつまり世間一般に語られている「実名制とか信じられない」とか「リア充ツール」とか「個人情報がダダ漏れ」とか「(本人確認に利用されやすい)誕生日は嘘情報を記載するのが賢い」みたいな、Facebookについてのよくある見解について、「そうじゃないんだけどなー」みたいな説明をどうやってしていけばいいか、ということだった。
もはや、お前はどこの社員だ? みたいなことになってるけど、それはぼくがフリーライターをやってた経緯でFacebook関連の入門書を何冊か共著させてもらってることから、Facebookの機能をいろいろ調べて、こんないろいろ設定できるようになっててスゴイなーと感心、というより感動したことに起因する。なにしろ「自分に友達リクエストやメッセージを送ってきてもよい範囲」を設定できるSNSって、それまで知らなかったから(3年前の状況です)。
あと読みたくない投稿を「非表示」にできるのもスゴイとおもった。友達になってるけど、いまちょっとこの人は読みたくないなということが、ふつうにあるとおもうけど、そういうときは友達関係を維持したまま「非表示」にすると、友達削除やブロックとかしないでもニュースフィードに出てこなくなる。この状態は簡単に元に戻せるし、非表示にされた人のほうにも通知とか行くわけじゃないから、知らない間に読まなくされて、また読むようにされてるみたいなことがある。
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モーリ・タロー(モーリ タロー)
フリーダムなIT系編集者・ライター
90年代半ばからIT系書籍編集者として『FreeBSD徹底入門』『ウェブログ入門』『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などを手がける。
2008年に独立し、ソーシャルメディア、オープンソース関連を中心に執筆活動を行う。
2012年4月から、株式会社はてな シニア・エディター。●hatena: http://www.hatena.ne.jp/mohri
●twitter: http://twitter.com/mohri
●Facebook: http://www.facebook.com/imkt5l※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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