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あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術

さらに効果を高めよう!LINE@のデータを分析して運用を改善しよう【第4回:あなたのお店を繁盛店にするLINE@活用の法則】


友だち獲得施策の効果を評価する

 それぞれの指標の具体的な分析方法を解説していきます。 

 LINE@の管理画面では、「友だち追加数」と「ブロック数」を日別で取得できます。そして、「友だち追加数」の累計から「ブロック数」を差し引いた数がアクティブな友だち数となります。また友だち数にその日の配信回数を掛けたものが配信数となります。

 施策の結果を分析する上でポイントとなるのは、何らかの施策を行うたびに、施策を実施した日/期間と、その間の増加数をしっかりと記録しておくことです。複数の施策が同時に走っていると、どの施策による影響なのかがわかりにくくなります。より精度を上げて評価するには、図のように実施期間をあえてずらすようにするといいでしょう。

 友だちの増加数が分析できたら、結果に対する要因を分析していきます。友だちの獲得につながった施策の場合、告知した場所がよかったのか、時期がよかったのか、企画の内容がよかったのかなど成功のポイントを洗い出しましょう。成功した要因を理解できていれば、もう一度再現することも可能です。一方で、増加につながらない施策だった場合、伸び悩んだ原因はどこにあるのかを振り返ってください。結果の要因分析を行い、そこから学んだことを次の施策に生かすことで、施策の効果は徐々に上がっていきます。さまざまな施策に挑戦することで、効果の高い施策を見つけていきましょう。

「開封率」でPRページの配信を評価する

 クーポンなどを含むPR ページ機能を使って情報を配信したら、どのくらいの人が読んでくれたのか、お客さまの反応を分析していきましょう。分析対象となるのは、PR機能で配信したメッセージのみで、通常のメッセージは配信数の集計のみが可能です。ここでは、PRページの「開封率」について解説します。PRページを使った配信を行うと、管理画面から「開封数」が確認できます。この開封数を配信数(配信時の友だち数)で割ると、配信したPRページを読んでくれたお客さまの割合がわかる「開封率」を算出できます。

開封率の算出方法

開封数÷配信数(配信時の友だち数)×100=開封率
例:50(開封数)÷500(配信数)×100=10%

 「開封率」は、PRページの「今すぐ確認」を実際にタップして開いてくれた人数の割合で、どのくらいの人がお店の情報に興味・関心を持ってくれたかを表す指標と言えます。LINE@の運用を開始したら、月に1~2回はこの開封率をチェックしましょう。分析のポイントは、メッセージごとに開封率を算出し、どのような企画や表現がお客さまの興味を引くのかを探っていくことです。

次のページ
「抽選型」クーポンを配信したら「応募率」を算出する

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この記事の著者

植原 正太郎(ウエハラ ショウタロウ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 アナリスト。慶応義塾大学理工学部卒業後、トライバルメディアハウスに入社。国内外のデジタルマーケティングに関する最先端の動向の調査や分析に携わり、クライアントのマーケティング戦略策定やコミュニケーションプランニングに携わる。ライターとしても活動し、講談社現代ビジネス「ソーシャライズ!」での連載、ウェブマガジン「greenz.jp」での執筆を通じて、テクノロジーによる社会の変革について発信している。

【関連リンク】
トライバルメディアハウス
・ブログ:little_shotaro’s blog

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

松田 かおり(マツタ カオリ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 チーフ シニアコンサルタント。中小企業診断士。トライバルメディアハウスに入社後、ソーシャルメディアマーケティングの黎明期から大手クライアントのプロモーション支援に従事する。その後、現部署の立ち上げにともないコンサルタントとなり、戦略策定や運用支援などの多数のプロジェクトを率いる。現在はチームリーダーとしてコンサルタントを束ねる傍ら、LINE@の開設・運用支援サービスなどの新規プロジェクトを立ち上げ、牽引している。共著に『Facebookマーケティング戦略』(翔泳社)がある。

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トライバルメディアハウス

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2013/07/02 12:01 https://markezine.jp/article/detail/17946

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