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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

メキシコのペットショップ、市民の目をくぎ付けにしたゲリラプロモーション


 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載。メキシコの都会を歩きまわる犬。その犬の飼い主はちょっと変わっています。街中の人たちはその犬が運んでいるメッセージカードを見て、思わず犬を抱きしめてしまうのでした。毎週水曜日更新。

キャンペーン概要
  • 時期:2013年
  • 国名:メキシコ
  • 企業/ブランド:+KOTA
  • 業種:ペットショップ

このリードの先の存在に気付いたあなた、飼い主になってみませんか?

 メキシコで最大手のペットショップ「+KOTA」によるアウトドアプロモーション。その目的は、飼い主に捨てられた数多くのホームレス犬の存在を知ってもらい、里親を募ることです。

 今回同社が考案したのは、“Invisible owner(見えない飼い主)”という奇妙なスタント。

 犬の散歩時に使用するリードを形状記憶が可能な素材を使って、あたかも“飼い主が犬を散歩しているかのような形”に成型します。

 このリードを飼い主のいない犬に装着し、街を自由に歩かせることにより、市民からはこの犬が“見えない飼い主に散歩されている”ように見えるという仕掛けです。

 異様な光景に、人々はこの不思議な犬の散歩に注目します。

 犬の首輪には、「私を飼ってください」と書かれた街の人々へのメッセージカードがつけられています。さらにカードの裏面には、「すべての犬は、飼い主を欲しがっています」と明記されていました。

 “Invisible owner”、すなわち、“未来の飼い主が犬の散歩をしている”様子を描くゲリラスタント。“あなたこそが未来の飼い主かもしれませんよ”と訴えるコミュニケーションですね。

 この取り組みにより、2か月間で221匹の犬と、犬を飼いたいと思っていた市民が出会うことができたといいます。

動画はコチラ

・ http://vimeo.com/65559613

参考サイト

Buzzilla’s Blog

 先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:AdGang

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山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2013/06/12 11:02 https://markezine.jp/article/detail/17950

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