SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

企画するなら知っておけ!マーケター向けのWeb技術のキホン

レスポンシブか、それぞれUIを作るか 多様化するデバイスへの対応をWebの仕組みから考える


多様化するデバイスへの対応その1:それ用のUIを用意する

 スマートフォンでは、SafariやChromeなどのブラウザでPCと同じようにWebページを見ることが可能です。ただ、その際に、PCからアクセスのみを想定したサイトだと、どうしても見づらい点が出てきます。反面教師として、いまだスマホに最適化していない僕のBlogを例に挙げましょう。

ゆーすけべー日記をiPhoneのSafariで見たスクリーンショット

 iPhoneのSafariでアクセスした際のスクリーンショットを見ると、以下のような「不満」が出てきます。

  • PCの画面サイズを想定しているのでサイドバーが表示され邪魔になる
  • 文字が小さくて文章が読みにくい
  • Safariのアドレスバーは隠れて欲しいかも
  • スマホにとっては機能があるのでロードが重い……などなど

 スマホからのアクセスでも心地よい体験を提供したければ、これらを解決する、それ用のUIを用意した方がいいでしょう。

それ用のUIに振り分けるには? 各種デバイスを検出する仕組み

 では、PC向け、もしくはスマホ向けにUIを振り分けるには、どのような仕掛けが必要になるのでしょうか。具体的には、「HTTPリクエスト」の「User-Agentヘッダ」を見て判断することになります。

 連載の第1回でWebページが閲覧されるフローを簡単に解説しました。その際に、ブラウザを含むクライアントがサーバー側にリクエストを送ると紹介しましたが、このリクエスト内に「自分はどのようなOS/ブラウザかどうか?」と言う情報が含まれています。例えば、手元のiPhone5のSafariのUser-Agentは以下のような文字列で表現されます。

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 6_1_4 like Mac OS X) AppleWebKit/536.26 (KHTML, like Gecko) Version/6.0 Mobile/10B350 Safari/8536.25

 この情報を頼りに、iPhone向けのUIに切り替えたり、スマホ向けのサイトへリダイレクト(転送)することになります。

ゆーすけべーさんが語る!11月19日「1年生ディレクターのためのWebサービス制作基礎講座」講座開催

Webの記事を読むのもいいけれど、リアルゆーすけべーさんに会って直接講義を受けませんか?

本講座では、実際のWebサービス制作における事例やエピソードを交えながら、ディレクターの役割と必要なスキル、そしてチームの共通言語となるWeb基礎技術について学びます。Webディレクターに成り立ての人やWebクリエイターとのやり取りがイマイチうまくいかない人にオススメです。

★☆講座「1年生ディレクターのためのWebサービス制作基礎講座」の詳細・お申し込みはこちら★☆

次のページ
多様化するデバイスへの対応その2:レスポンシブは万能か?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
企画するなら知っておけ!マーケター向けのWeb技術のキホン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和田 裕介(ワダ ユウスケ)

1981年生まれ。Webアプリケーションエンジニア。株式会社ワディット代表取締役社長。未踏ユース準スーパークリエータ。

学生時にSIGGRAPH Emerging Technologies採択。プロジェクトのリーダーを務める。大学院卒業後に父親とワディットを立ち上げ、株式会社オモロキではCTOとしてWebアプリケーション開発を担当する。小粒なWebサービスをいくつも開発してきた。

代表作はWeb音楽プレイヤーの「君のラジオ」。また...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/10/09 16:27 https://markezine.jp/article/detail/18067

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング