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デジタル施策が店頭の“棚取り”に効く時代
マスとの融合図るサントリーの戦略

社内のリテラシーの差を踏まえて施策の理解を促す

 友澤:最近ですと、昨年3月の「ザ・プレミアム・モルツ」のキャンペーンは、当社にとっても大規模な企画でした。

 坂田:あのときは、リニューアルを超えた“リバイタライズ”という会社を挙げたキャンペーンでしたので、マス広告に加えてヤフーでもブランドパネル、センターバナー、オープニングフラッシュなどを一気に導入しました。なかなか一方的に「新しくなりました!」といっても伝わりづらいので、施策の新規性も追い風にしたかったという意図もありました。60秒・90秒のTVCM「ビールの歴史」篇のテレビ放映は限られるので、マスの補完としてWebでかなり効果を広げられたと思います。

 友澤:マスとネットの融合という点では、用語や効果測定の単位のばらつきが課題になることがあると思いますが、そのあたりはどうでしょうか?

 坂田:まさに、そこは課題ですね。できることや取れるデータが多すぎるというのも、活用の方針を絞りづらい要因になっていると思います。また、当社は実験的な取り組みに寛容ですし、それが実施のスピードにもつながっていますが、社内のリテラシーは一律ではないので、新しく複雑な企画ほどリスクもあることは理解してもらうように努めています。

“買い場”に近いスマートフォンのさらなる活用に注力

 友澤:その点では、当社も実際の商品をもって新しいチャレンジができるので、本当にありがたいと思っています。今、特に関心を持っていること、これから注力したい部分は何でしょうか?

 坂田:やはり、スマートフォンの活用です。何が利点かというと、出先で使うので“買い場”に近いですよね。店頭で割引クーポンを表示させて、といった販促的な使い方はすでにありますが、もっと画期的な使い方があるのではないかと考えています。

 今年3月に実施したプレモルのキャンペーンでは、スマートフォンのヤフーのトップページでオープニングフラッシュを展開し、「第12回モバイル広告大賞」に入賞しました。意外にも主婦層の反響が大きかったので、その点でも特に買い物の動線でもっと活用できるはずだと思っています。

 友澤:そこは当社ももっと深掘りしたいところですね。最後に、媒体社に期待することを教えてください。

 坂田:デジタルというと突飛な企画をイメージしがちですが、それだけではなかなか人を呼びにくいので、そもそもその媒体にお客様がついていることが大事だと思います。それと、ヤフーと他メディアとのリンクなどにも期待したいですね。今後もマス広告で到達できない層への訴求を強化していきたいと考えています。

 友澤:こちらこそ、ぜひよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/08/04 22:34 https://markezine.jp/article/detail/18194

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