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Global Search Engine Marketingを考える

欧米との比較から見えてくる ここがヘンだよ、日本のSEO

コンテンツの重要性――導入事例から始めてみては

 Googleのアップデートの方向性や、企業の資産としてのWebサイトということを考えると、今後はより一層、高品質なコンテンツ作成への投資が重要になってきます。

 すでに欧米企業はこのコンテンツ作成に力を入れており、SEOコピーライティング専門会社が多数存在しています。先にも述べたとおり、中長期的な視点で、自社でコントロールできるSEO施策として、コンテンツ作成は有効だからです。

 とはいえ、「時間もコストもかかるし、直接的なSEOの効果として予測しにくい」と、まだまだ未着手なのが日本企業の現状だと思います。そこでお勧めなのが、導入事例を充実させることです。

 導入事例なら、サービス名や商品名等のキーワードを自然に埋め込むこともできますし、新規顧客を獲得するためのコンテンツとしても役立つため、一石二鳥です。加えて、欧米企業でも盛んなように、お客さまのロゴも並べて掲載できれば信頼度アップにつながります。

 毎月1社事例を追加していくことによって、コンバージョン率が大幅に向上した企業の例もあります。通常の流れは「トップページ→サービスページ→お問い合わせ」ですが、「事例ページ→サービスページ→お問い合わせ」経由での流れを作ったのです。

まとめ

 以上見てきたように、欧米企業と日本企業の違いは、テクニックというよりも、SEOやWebサイトの本質をわかった上で対策しているかどうかだと言えます。

 本質が理解できれば、タグやキーワード、クローラーを意識したサイト構成など、具体的なテクニックの細かいところは、外注先に任せても大きな問題には発展しにくいはずです。

 外部リンク、事前分析、コンテンツ対策、この3つのポイントを押さえ、本質的なSEOを行う日本企業が増えていくことを願ってやみません。

 

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この記事の著者

山岸 ロハン(ヤマギシ ロハン)

株式会社インフォキュービック・ジャパン 代表取締役

1974年生まれ。留学のためアメリカに渡米しMinnesota State University, Mankatoを卒業。1998年より米国にて検索エンジンマーケティングに従事、SEO、リスティング広告のノウハウを習得。5年をかけて世界中に検索エンジンマーケテ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/09/12 08:00 https://markezine.jp/article/detail/18309

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