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自社データ、最大限に活用できてる?プライベートDMPはEC事業者の真の味方となるか

2013/10/01 11:00

デバイスの壁を越えたリターゲティングも可能

 主に利用するのはトラッキングデータと会員データだが、例えば店舗があり会員情報とひもづけができていれば、オフラインの売上情報やソーシャルアカウントのデータを加えることもできる。さらにアメリカの例では、コールセンターの情報を統合したりするケースもあるそうだ。

 adingoのプライベートDMP 「cosmi Relationship Suite」 は、ユーザーの流入経路が複雑化し、扱うデータが膨大になる中、それを最大限に活用できるプラットフォームの構築を実現。また、複数のセグメントを簡単な操作で抽出でき、そのままメール配信やDSPによる広告配信などの具体的なアクションを行えることも有用性が高いポイントだ。

 特に、今のユーザー動向に即しているのが、スマートフォンのプッシュ通知に対応している点だ。「スマートフォンのWebサイト上でもログインした場合、PCとスマートフォン上の行動履歴を統合できるので、スマートフォンで閲覧した情報に基づいて次にPCを開いたときにリターゲティングすることが可能です。デバイス横断的なアプローチは今後ますます有効になるでしょう」と古谷氏。隙間時間にスマートフォンで閲覧し、実際の決済は自宅のPCでといった使い方をしているユーザーも多い中、このアプローチは高いコンバージョンを狙えそうだ。

売り上げUP!EC事業者のプライベートDMP活用事例

 古谷氏は、「cosmi Relationship Suite」の活用事例として、コスメやカラーコンタクトレンズの通販サイト「Luvlit(ラブリット)」(運営:株式会社T-Garden)を挙げる。アクティブな会員が約5万人、月間UUは15万に上る若年層女性に人気のサイトだ。

 同サイトには「コンタクトを使い切るタイミングの会員に、送料無料のクーポンで次回リピートを訴求したい」という意向があった。そこで会員データと購買データを用い、該当の会員には「送料無料」を謳ったバナーを配信。一方、非会員には売れ筋商品を訴求し、成果を上げている。購買データを軸にセグメントした事例だ。

 また、PCをメインとする家電や健康食品などを販売するECショップでは、会員データを軸にセグメント。扱ってはいるものの、メーンカテゴリではないため埋もれがちだった男性向け化粧品に焦点を絞り、外部サイトを介して直接商品のLPに誘導、前年同月比500%の売上を上げたという。

 ツールの進化により、自社データをフル活用するための環境が整った。それによってユーザーを深く理解し、またデバイス環境の変化に合わせて接触を図ることで、既存顧客の売上を安定的に確保することが可能になる。さらに古谷氏は、「DMPはデータ分析によって見込み顧客の発掘にも役立つ」と指摘。「ハードルを高く捉えず、マーケティング全体に有効なDMPをぜひ試していただきたい」と講演を結んだ。

プライベートDMPを活用して、顧客への理想的なアプローチを実現する!

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