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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

Nike、あえて“制作過程を見せる”ことで成立する看板広告

 上海の中心地に設置されたNikeの巨大看板には、見かけたら絶対スマホで撮影したくなる、あるユニークなアイディアが潜んでいました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要
  • 時期:2013年
  • 国名:中国
  • 企業/ブランド:Nike
  • 業種:スポーツブランド

ほんとに素足に履かせてるみたいです。

 大手スポーツブランドのNikeが中国の上海で手がけたアウトドア広告。“ソックスのように足にぴったりとなじみ、羽のように軽い機動的なシューズ”を目指して開発されたランニングシューズ「Nike Free Flyknit」の新発売を記念して制作されたクリエイティブです。

 Nikeの旗艦店があり、上海市内の人通りの激しい南京东路に“片方の素足”が写った一枚の大きな看板を掲げます。そして看板に描かれた足のつま先の位置から、3人の作業員がニットを“足に少しずつ編込んでいく様子”を通行人にアピールすることで、商品の特性である“まるで本物の靴下のようなランニングシューズ”であることを市民に訴求しています。

 ラストは、ソールを1パーツずつ取り付けて完成。

 ニットを看板の素足に編込んでいく様、すなわち、「あえて看板の制作過程を見せる」ことで新機軸のランニングシューズの特性を、押しつけがましくなく(わかる人にだけわかる手法で)コミュニケートしようとしています。

 通行人の目をひきつけ、スマホでの写真撮影&シェアからちょっとした話題になりそうです。商品特性を熟慮して考案されたスマートな看板広告だと思いました。

 ユニークな看板広告に関心のある方は下記もご覧ください。

動画はコチラ

 先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:AdGang

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山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2013/09/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/18450

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