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マーケティングの未来を探求!MZ Day 2007レポート

【MZDayレポート】「ユーザー行動に即した広告を」マーケティングROIを最適化させるツールとは

ユーザの行動分析から適切なコンテンツ配置を考える

 このようなユーザーの行動分析に基づいて考えると、広告と自社サイトの間の連携が不可欠となってくる。この件について、羽柴氏は現状における問題点を次のようにあげる。まず、単純に媒体サイトの閲覧履歴に基づくターゲティング配信になっており、ユーザーの属性や気分などにリーチができず、ルールベースに基づく配信に留まっていること。また、広告主サイトにおけるコンテンツやトーン&マナーにユーザ嗜好が反映されておらず、そこにギャップが生じていること。その上で、ランニングコストの負荷についても言及した。

 こうして課題に対し、アクティブコアでは媒体サイトと広告主サイトの仲立ちとなる「アドプラットフォーム」というコンセプトを提案している。つまり、媒体サイトのユーザーの行動分析を広告主サイトにも反映させ、同期を取っていこうという考え方だ。

 さらに、ローテーションや時間といった従来型の配信に、ユーザ嗜好に応じたターゲティング配信を加えつつ最適化を行うことで、コンバージョン効果の高い1to1のコンテンツ配信が可能になるという。また、最適化についても、前述したようなユーザーの行動、つまり何度も来訪を繰り返しながら意欲を高めていくという動きを鑑みながら行うことができるという。広告流入に対するクリエイティブの最適化だったものを、ユーザーの動きを見ながらコンテンツを再配置していくということだ。

 具体的には、ユーザの興味・関心事や、地域、キーワードなどから上限50個までユーザセグメントを用意し、自動的に分類されたターゲッティングによって、一人ひとりに対して最適化されたクリエイティブを表示する。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/10/02 09:45 https://markezine.jp/article/detail/1851

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