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愛されWebサービスをつくろう

「売りたいニオイ」に敏感なユーザーに愛されるには? Webサービスのコンセプト構築、3つのポイント


制作過程で発生するジレンマ

 とはいえ、企業がお金を使ってサービスをつくるとなると、つい自社の主張を前に出しがちです。担当者のセンスによるところなのですが、いきなり企業のメッセージを伝えられてもユーザーは引いてしまいます

 ここはひとつ、主張したい気持ちをぐっと我慢して、まずはユーザーが欲しいサービスにフォーカスして考えましょう。そこから、自社との結びつきを考えるという優先順位です。

コンセプトのつくりかた

 次は、どのように発想していくかです。僕は、企業が提供するWebサービスに関しては、この3ステップで考えるのがよいと思います。

  1. まず、使ってくれる人を思い浮かべる
  2. 提供したい体験を考える。できれば一言で。
  3. どんなデバイス(PC、スマホ、タブレットなど)、どんな利用シチュエーションで使ってもらうかを具体的にする。

という流れです。

ダメなパターンは、

  1. 売りたいものを考える
  2. 売りたいものから発想した機能を考える
  3. 自分たちが使いやすいデバイスで考える

 といった具合です。

 後者のフローに陥っている企業は要注意。リリースしたとしても、ただそこにサービスがあるだけの状態になってしまう場合が多いでしょう。

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コスメ企業がサービスをつくるとしたら

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この記事の著者

イセ オサム(イセ オサム)

1983年生まれ。スマホメディア・アプリのプロデューサー。株式会社ハロ取締役COO / 株式会社オモロキ取締役CSO。

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本テレビ放送網に就職、ズームインスーパーの制作に関わる。その後、株式会社オプトにてモバイルのメディアプランニングを統括、新規事業プランコンテスト最優秀賞受...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/02/13 12:15 https://markezine.jp/article/detail/19128

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