WhyからはじめるWebサービスづくり
企業がサービスを企画するなら、Whyは「特定の商品のマーケティング」になることが多いと思います。その場合、目的が見え見えだと、ユーザーは拒絶してしまいます。サービスのところどころに、わざとらしさが見えてしまうケースが多いのです。
たとえば、
- 自社のプロダクトやロゴを全面に出す
- 「シェアしてくださいね」とソーシャルボタンがやたらと大きい
- やたらとメルマガに登録させたがる
などなど。
それでも、ユーザーがプロダクトに興味を持ってくれていれば、受け入れられるでしょう。たとえば、制汗剤のスプレーに関心があれば、ちょっとしたゲームやインタラクティブなコンテンツを使ってくれます。しかし、それならばただのWebサイトで目的は達成できるはずです。
では、企業はどうすれば通常のプロモーションサイトを上回るようなWebサービスを提供することができるのでしょうか?
「愛され」サービスとその事例
プロモーションサイトは見てもらえるだけでOKでも、サービスは、使ってもらってなんぼです。使って、深い体験を得てもらうこと、そして、それを広めてもらえることがポイントになります。
Webサービス、3つのポイント
- まず、使ってくれる
- 継続して使ってくれる
- 友達に広めてくれる
僕が最近上手いな、と思ったのは、HONDAの「RoadMovies」や、Earth Music and Ecologyの「Earth photo & dialy」です。
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この2つのサービスに共通しているのは、まずユーザーに価値を提供していること。
前者は動画を繋いで1日のストーリーをつくるサービス。提供しているのは、カーナビの会社。後者は、写真と一言日記をつけるサービス。提供しているのは、アパレルのブランドです。
それぞれ、自社の提供する価値をきちんとサービスに落としこんでいます。