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愛されWebサービスをつくろう

「売りたいニオイ」に敏感なユーザーに愛されるには? Webサービスのコンセプト構築、3つのポイント


WhyからはじめるWebサービスづくり

 企業がサービスを企画するなら、Whyは「特定の商品のマーケティング」になることが多いと思います。その場合、目的が見え見えだと、ユーザーは拒絶してしまいます。サービスのところどころに、わざとらしさが見えてしまうケースが多いのです。

 たとえば、

  • 自社のプロダクトやロゴを全面に出す
  • 「シェアしてくださいね」とソーシャルボタンがやたらと大きい
  • やたらとメルマガに登録させたがる

などなど。

 それでも、ユーザーがプロダクトに興味を持ってくれていれば、受け入れられるでしょう。たとえば、制汗剤のスプレーに関心があれば、ちょっとしたゲームやインタラクティブなコンテンツを使ってくれます。しかし、それならばただのWebサイトで目的は達成できるはずです。

 では、企業はどうすれば通常のプロモーションサイトを上回るようなWebサービスを提供することができるのでしょうか?

「愛され」サービスとその事例

 プロモーションサイトは見てもらえるだけでOKでも、サービスは、使ってもらってなんぼです。使って、深い体験を得てもらうこと、そして、それを広めてもらえることがポイントになります。

Webサービス、3つのポイント

  • まず、使ってくれる
  • 継続して使ってくれる
  • 友達に広めてくれる

 僕が最近上手いな、と思ったのは、HONDAの「RoadMovies」や、Earth Music and Ecologyの「Earth photo & dialy」です。

 この2つのサービスに共通しているのは、まずユーザーに価値を提供していること。

 前者は動画を繋いで1日のストーリーをつくるサービス。提供しているのは、カーナビの会社。後者は、写真と一言日記をつけるサービス。提供しているのは、アパレルのブランドです。

 それぞれ、自社の提供する価値をきちんとサービスに落としこんでいます。

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制作過程で発生するジレンマ

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この記事の著者

イセ オサム(イセ オサム)

1983年生まれ。スマホメディア・アプリのプロデューサー。株式会社ハロ取締役COO / 株式会社オモロキ取締役CSO。

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本テレビ放送網に就職、ズームインスーパーの制作に関わる。その後、株式会社オプトにてモバイルのメディアプランニングを統括、新規事業プランコンテスト最優秀賞受...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/02/13 12:15 https://markezine.jp/article/detail/19128

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