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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

デンマークの広告代理店が制作したカラーチャートならぬ『言葉チャート』

 色とりどりのカラーチップを前に「どの色がいいかな」と検討するデザイナー。文章を考える人も、そんなツールがほしいですよね? 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要
  • 時期:2014年
  • 国名:デンマーク
  • 企業/ブランド:TN Reklame
  • 業種:広告会社

デザインもとっても素敵な言葉チャート

 デンマークの広告代理店、TN Reklame社がセルフプロモーションの一環として、言葉の持つニュアンスの強弱を色で表示した、カラーチャートならぬ「言葉チャート」を制作しました。

 円滑なコミュニケーションにおいて、最適なニュアンスを持つ言葉を用いることは基本的なことですが、微妙にしかニュアンスが違わない“一見同じような意味合いを持つ言葉”は無数にあり、時として言葉のチョイスに悩むことがあります。

 例えば、久しぶりに自宅に帰った時に"LAID-BACK(くつろいだ)"と"CALM(落ち着いた)"のどちらがより伝えたい状況を表しているのか、また"OVERLOOK(見過ごす)"と"EXPLAIN AWAY(言い逃れをする)"のどちらがより否定的なニュアンスが強いのかは悩むところですが、この「言葉チャート(Dantone Guide)」があれば大丈夫。

 「言葉チャート」は英語バージョンで、"UPTURN(景気の好転)"から"FINANCIAL CRISIS(金融危機)"まで、"APOLOGISE(謝る)"から"DENY(否定する)"までなど、テーマ別に言葉のニュアンスの移り変わりを色の濃淡とともに一目でわかるよう並べています。

 「言葉チャート」の色はPANTONEのカラーチャートを採用しており、豊富なカラーで無数の言葉を識別しています。各カラーは言葉のイメージと一致していて、たとえば、感情に関する言葉は赤やピンク系で表示され、金融用語には青系、環境用語には緑系が使われています。

 言葉の持つ微妙なニュアンスの違いを、色見本の色の濃淡に置き換えて分類するという試み。“コミュニケーションのプロ”である広告会社ならではのユニークなDMでした。

参考サイト

 先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:AdGang

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この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2014/03/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/19514

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