時期:2014年
国名:ブラジル
企業/ブランド:Hellmann's
業種:食品
Twitterが取り持つ「レシピとの出会い」
老舗マヨネーズブランドのHellmann’sが、ブラジルで恐らく世界初となるキャンペーンを実施しました。「食材をツイートすると、その食材を使ったレシピを教えてくれる」というツイッターキャンペーン、その名も『#ReciTweet』です。
冷蔵庫を開けたとき、トマト、レタス、チーズ、チキンなど9種類の食材しかなかったとき、あなたなら何を作りますか? もしもサンドイッチしか思い浮かばなかったら、Hellmann’sのこのツイッターキャンペーンは最適です。同社によると、たった9種類の食材でも、実に36万通りの料理を作ることができ、これは500年間毎日違う料理を食べることに匹敵するといいます。
ツイッターキャンペーンへの参加方法はいたって簡単。Hellmann’sブラジルの公式アカウント(@hellmannsbrasil)に、調理したい食材をハッシュタグ「#PreparaPraMim(私のために準備してという意味)」をつけてツイートするだけ。
すると、公式アカウントから希望の食材を使ったレシピが即座に自動返答されるというものです。
同キャンペーンは、同国最大のレシピサイト「Recepedia.com」と提携しており、膨大なレシピのデータベースから、好みの食材を使った料理を提案できるようになっています。
アプリも不要、検索も不要、ただツイートするだけで、レシピをゲットすることができるという本キャンペーン。反響は非常に大きく、キャンペーン開始初日だけで2,200万件のインプレッションを獲得しました。これは、同国のツイッターキャンペーンの平均数値の3倍にあたるといいます。また、クリック、フォロワー、リツイート、リプライ等を合計したエンゲイジメント総数は82,500件を記録しました。
たった1つのハッシュタグが、数千種類ものレシピにつながっていくという本企画。マヨネーズのメーカーによる「マヨネーズの需要喚起策」として、うまく消費者のインサイトを突いているといえます。
動画はこちら
参考サイト
先週の紹介キャンペーン
通常比100倍のCTRを記録「閲覧がブロックされているコンテンツ」に貼られたバナー広告
記事転載元:AdGang