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刺さらなければ広告じゃない! WebマーケッターのためのDirect Marketing講座

顧客からのレスポンスを確実に稼ぐための5つのヒント

レスポンスを取るということ~其の二

 まず、レスポンスを確実に稼ぐための、クリエイティブ上の大前提がありますので、それを挙げておきます。

1 レスポンスを取るための広告は、不特定多数への「お知らせ」であってはならない。「特定個人」を、「1対1の対話を通じて説得する」ためのものである

2 対話相手(=見込み顧客)は、常に「ワガママ」である。「自分のことにしか興味がない」し、少しでも「抵抗」があれば行動を起こさない

 いくつかキーワードが出てきました。前ページでお話しした「流れを作る」だけではダメだという理由は、ここからもおわかりいただけると思います。

 では、実際に見込み顧客をどうやって振り向かせ、説得し、行動を起こしてもらったら良いのでしょう? 実は、これがレスポンスを取るための、広告クリエイティブの基本設計思想につながるのです。それは、次のようなものです。

 「徹頭徹尾、相手の立場に立つ」

 な~んだ、と思われるかもしれません。しかし、実際に見込み顧客に対して、「なぜ、あなたなのか?」「なぜ、今行動を起こさなければならなのか?」を納得させることができなければ、レスポンスにはつながらないのです。

 そのためのチェックポイントを5つ挙げておきます。

相手のベネフィットを一番強く訴えているか?
相手の価値観・生活感に沿い、相手の言葉で説得しているか?
相手の理解の範疇の中で、わかりやすく解説しているか?
相手の懸念事項をすべて払拭しているか?
相手の利便性を十二分に配慮しているか?

 デジタルの仕事をしていると感覚的に忘れがちなのですが、やはりインターネットであっても画面の向こう側には人(お客様)がいて、さまざまな価値観や期待感を持って観ているわけです。そこで、情報やコンテンツを配信する側である私たちが、それをどうやって理解するかが大きなポイントだと思ってください。

ユーザーは何を考えているのだろう?
 

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この記事の著者

杉山 実(スギヤマ ミノル)

株式会社 電通ワンダーマン インタラクティブマーケティング部 シニアプロデューサー。Reader‘s Digestを皮切りに外資系代理店、大手出版社で広告制作とダイレクトマーケティング、企画・編集を担当。コンテンツビジネスのJVなどを多数手掛け、マーケティングとデジタル・ソリューションの間を行き来する。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/11/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/2049

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