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メルカリ流、激変するスマホ市場で勝ち抜く広告運用法

PDCAのサイクルを速め、トレンドの移り変わりをキャッチアップ

MZ:かなり工数の削減になっているんですね。空いた時間で、どのようなことに取り組みたいですか?

鋤柄:クリエイティブに関して言えば、どのような検証をすべきかの設計に力を入れたいですね。画像やコピーも含め、ABテストにしても最初にどの内容を比較するかなどを組み立てていくのは、自動化はできないので。トレンド広告分析を使って、他の広告も参考に考えたいです。

 スマホはPC市場より、トレンドの移り変わりや改善に要求されるスピードが速いと感じています。手作業の集計では理想的な改善スピードを保てなかったので、ツールを使って数字をすぐに確認できるのは大きいです。

MZ:なるほど。他の導入企業からは、どのような意見がありますか?

古田:工数削減への手応えは、各社から聞かれています。CREATIVE BOXは今後も機能の追加を予定していますが、そのうちのひとつに、広告主様とCyberZのコミュニケーションを円滑にする機能などを考えています。

海外進出に力を入れるメルカリ オンライン広告の分析がさらに重要に

MZ:CREATIVE BOXの活用も通して、メルカリとしては今後どのような展開を予定していますか?

鋤柄:国内では引き続き、オンライン広告、テレビCM、イベントの3つの軸でプロモーションを展開していきます。これまでは調査が難しかったスマホ広告のトレンドが分かるようになったので、自社のクリエイティブの方向性を考えるのにもっと活かしたいと思いますね。

 また、当社は今、海外への展開に力を入れています。海外だとまずはオンラインのみになるので、その点でもバナーの良し悪しをすぐに検出し、細かく効果を上げていきたいと考えています。

MZ:なるほど。ちなみにCREATIVE BOXの海外市場の対応などはありますか?

古田:はい、今まさに準備中です。メルカリさんの海外展開にも、援護射撃ができるようにと考えています。現在の導入企業は既存のお付き合いがあるプラットフォーム系と、それ以外はゲームを中心に30社程度です。実際に使っていただく中で精度を高めていこうと考えているので、より粒度の細かい分析や、先ほどお話ししたコミュニケーションコストの削減に取り組んでいく予定です。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/07/17 14:00 https://markezine.jp/article/detail/22751

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