Persuasion動画:検討者の背中を押す
Persuasion動画は、利用・購入を検討し始めた生活者の背中を押す情報を提供する動画です。これを購買までに生活者が辿るフローの各所に配置し、情報不足や不安感を取り除く事で、コンバージョンを高めることを狙っています。よく使われる表現の形式としては、概要説明、ユーザーの声、およびそれらを組み合わせたインフォマーシャル等があります。
商材概要説明
ユーザーの声(テスティモニアル)
インフォマーシャル
Persuasion動画の内容は、既に検討を始めている人が見ることから、他の動画活用のパターンと比べておもしろおかしい要素は少なくても構いません。
代わりに、商材を買うかどうかを決定するための真剣な情報を、分かりやすく、かつ信頼感ある形で提供する事が重要です。従って導入にあたっては、自社サイト等の既存コンテンツでは伝えきれていない情報や、生活者が不安に感じるポイントを特定し、動画でそれを解決できるか考え、盛り込む情報を決めていく必要があります。
その動画に期待することを間違えないために
今回は、オンライン動画を活用してマーケティングを行うために知っておくべき動画の使い道を、SHHIPという戦略モデルに基づいて解説しました。
これを活用することで、動画活用にありがちな失敗を避ける事が出来ます。例えば、説得動画を作ったのに「なぜバイラルしないのか」と周囲に言われる羽目になったり、動画広告とWebサイト上に掲載する説得動画を混同し、情報過多で広告のパフォーマンスが低い動画になってしまったり……。
これらは、動画の種類と役割の違いを知らないことから始まるすれ違いです。SHHIPのような社内の共通言語を持つことが出来れば、動画マーケティングの施策精度を高めることに繋がるでしょう。次回は、SHHIPの中でも特に難しく、チャレンジしがいのあるStar動画について、さらに深ぼりして説明していきます。