もともとモバイルメインで始まった、夢展望のEC事業
――まずは、夢展望のWeb戦略について教えていただけますか?
藤川:弊社は女性向けで、低単価なアパレル製品をECサイトで展開しているため、ターゲットとしているお客様は、モバイルでお買い物をされる10代~20代、具体的には学生の方やフリーターの方が中心になっています。実はスマートフォンが普及する前のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーの時代からモバイルが9割、PC1割という売上構成になっていました。その背景もあり、早い段階でスマートフォンに対応し、現在はスマートフォンからの売上が全体の9割弱を占めております。比較的スムーズに、お客様の移り変わりに合わせてスマートフォンに移行できたように思います。移行した当初は、先例がなかったために、試行錯誤を繰り返していました。
――夢展望は公式サイト以外に、アプリやモールにも展開していると思いますが、そちらの売上比率はどうですか?
藤川:スマートフォンのブラウザと弊社の公式アプリを比較すると、圧倒的にブラウザのほうが多くなっています。また、モールと公式サイトだと、公式サイトの売上が6~7割位を占めていますので、一番力を入れているのは、公式サイトということになりますね。
効果が安定するレコメンド広告「アイレコ」
――アイレコを導入された経緯を教えていただけますか?
藤川:リターゲティング広告、レコメンデーションと、次々に新たな手法が出てくる中で、「多種多様な広告をまず試してPDCAを回してみる」という、チャレンジして検証するスタイルの運用をしています。アイレコは掲載媒体数も業界では桁違いに多く、やらない手はないだろうということで、テストトライアルとして約1年前から始めました。もちろん、試して効果が出なければ、やめてしまうのですが、アイレコは我々が設けている基準値をクリアし続けているので、継続している状況です。
佐野:弊社のレコメンドエンジンのロジックは、商品点数もしっかりとあって、多くのユーザーを抱えている、夢展望のようなECサイトだと、パフォーマンスを発揮しやすいです。特にファッションはユーザーの思考や好みが多様化しやすく、「deqwas.AD」を活かしやすい業界でもあるので、弊社からアイレコの利用をご提案させていただきました。
――アイレコの成果はいかがですか?
藤川:1年以上継続して利用させていただいているので、PDCAをしっかりと回して売り上げに寄与してくれている印象があります。
佐野:弊社のレコメンドエンジンを通してご利用いただいているアドネットワークの中では、アイレコが一番CPAのパフォーマンスが良いという結果が出ています。加えて、DSPは、成果が配信月によって乱れることも多いのですが、アイレコは自社で多数のメディアをリクルーティングしているアドネットワークの為、安定して獲得できるのが特徴です。
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