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MarkeZine Day 2025 Retail

アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

Google Analytics新機能『サイト検索』4つの活用術

サイト内検索結果を分析することは「ユーザの声に耳を傾ける」こと

 では、具体的にどのように分析して、サイト改善へとつなげていくのか。ここではGoogle Analyticsのサイト検索分析機能を使った具体的な手法を紹介する。

1) 最頻キーワード分析

 まずは、シンプルだが効果的な分析手法を紹介する。この分析はどのキーワードがよく使われていて、どのキーワードがあまり使われていないかを調べる。Google Analyticsでは「検索用語」レポートで確認することができる。この結果を元に、例えばEコマースサイトであれば次のようなサイト改善策が考えられる。

・「サイト内で扱っていない商品が頻繁に検索されている」場合
単に「検索されたキーワードの商品はございません」と案内するだけでは、ユーザに対してわざわざ離脱のきっかけを与えるようなものだ。ここで例えば「類似商品のレコメンド」や「実店舗への誘導」など、次のアクションにつながるようなページを設定しておけば、効率のよいユーザの囲い込みにつながる。

・「普段取り扱いの少ない商品がよく検索されている」場合
ある商品をテレビで有名人がたまたま身につけていたというだけで、思わぬ反響を呼ぶことがある。その商品をあなたのサイトが扱っている場合、それらの反響は何らかの形で「サイト内検索」の結果に出てくる。こうした反応を素早くキャッチして商品の仕入れ量の調整に活かすことで、流行を的確に捉えたビジネス展開につなげていける。

 また、ブログやニュースサイトのようなサイトで意外なテーマがよく検索されているというケースもある。このようなケースをこまめにチェックすることで、読者の関心の動向を確認しながら記事を書いていくということも可能となる。サイトのタイプが違っていても、サイト内検索分析の要点は「結果をもとにユーザのニーズを素早くキャッチする」ところにあると考える。

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2)キーワード毎のコンバージョン分析

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この記事の著者

久光 英太(ヒサミツ エイタ)

1979年生まれ。大学卒業後、株式会社リロ・ホールディングに入社。その後、不動産業界に特化したネットマーケティングコンサルティング会社にて、様々なWeb解析ツールを用いて、レポート作成・データ分析等を行う。現在は、株式会社アイレップ Web解析グループ Web解析チームに所属。Web解析を通じ、クライアント様へ満足...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/01/04 11:00 https://markezine.jp/article/detail/2374

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