専用サーバーとは?
文字通り、ひとつのホストサーバーを単独のユーザーが使う。他のユーザーアカウントが同一サーバー上に存在しないので他者からの影響を受けない点(ハッキングされた場合は別だが)、Movable Type、Xoopsなどアプリケーションのインストールが自由自在な点、回線速度をある程度確保できる点など、メリットは多い。

サービスによっては、root権限をユーザーに渡すものもあるが、root権限があればシステム(UNIXかLinux)のすべてにアクセスが可能になり、設定などもユーザー側で自由に変えられるようになる。無論、高度なサーバー管理スキルが求められるので、慎重に選択したほうがいいだろう。最近は、マネージドサーバーといって、事業者がセキュリティやトラブルシューティングなどサーバー管理を請け負っている専用サーバーサービスも増えてきたので、スキルに自信がないユーザーはこちらを選択するという手もある。
専用サーバーは自由度が高く、容量も共用サーバーや仮想専用サーバーより多いので、動画などサイズが大きめなファイルを配布したり、高負荷CGIを動かしたりするのに他ユーザーへの迷惑を心配しないですむという大きなメリットがある反面、管理能力が求められることやコストがかかることなど、共用サーバーにはほとんどないデメリットもある。