女子高生に動画視聴の実態を聞いてみた
「スマートフォンでの動画視聴(率や時間)が伸びている。特に若年層でその傾向が強い」
動画をテーマに扱った様々な調査データで、このようなことが言われています(たとえば、ニールセンや、スイッチ・メディア・ラボの調査)。実際のところどうなのでしょう?
そこで「若年層」の代表(?)である女子高生に「スマートフォンでの動画視聴」についてインタビューをしてみました。本記事ではインタビュー結果からみえてきたことをご紹介します。
●今回のインタビューについて
インタビューに協力してくれた女子高生は10名。定量的にものがいえる調査ではありません。また、渋谷にいて且つインタビューに応じてくれた、と様々な条件がつきますので、女子高生一般のお話しではありません。
ですが、彼女たちの話からは、スマホを使った動画視聴のリアルな一面を垣間見ることができました。
寝る前に、通学中に、スマホでの動画視聴は女子高生の生活の一部
まず「スマホで動画は見ていますか?」と投げかけてみました。返ってきた答えは……
- 夜10時くらいが多い。家で。(NO10かいりさん)
- 寝る前にミックスチャンネルとか見てる。(NO08匿名希望さん)
- 通学中に電車の中で。イヤホンして見ている。おうちの中でも見ます。(NO07匿名希望さん)
- 通学中。お風呂の中で見ることもある。(NO02こんぴーさん)
- 暇な時。YouTubeは毎日見てる。(NO09みきかさん)
「家で夜寝る前に」といったシーンが多そうでしたが、通学中や暇な時など様々なシーンが挙がりました。念のためPCでの動画視聴についても尋ねてみましたが、動画を見る際は専らスマホを利用しているようでした。
また、スマホを使っているからこその発言も。
- 動画を見すぎて、(通信)スピード遅くなったりするのは毎回です。それはもうあきらめて(NO07匿名希望さん)
- ギガがなくなって毎月速度制限かかる。ゆっくりだけどガマン。(NO05匿名希望さん)
動画視聴だけが要因ではないかもしれませんが、データ通信量オーバーにより通信速度制限がかかっている、もしくはかかることがある人が10人中4人もいました。女子高生の生活の中に、スマホでの動画視聴が「普通のこと」として取り込まれていると推察されます。
この連載は?
本連載はマーケティングにおけるデジタル活用情報を伝えるウェブメディア、「D2Cスマイル」の記事を、MarkeZine向けに再編集した出張版です。出典元はこちらです。