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いまさら聞けないデジタル広告のトリセツ

デジタル広告のキソ 「データ種別の違い」と「ツール導入目的の明確化」

利用目的と役割分担を明確にしてからツールを導入

 自社のマーケティング施策を推進するうえで、最も大切なことは目的に適したツールを導入することです。ツールの機能面が充実しているからという理由でツール導入を進めてしまうのではく、利用目的と役割を明確にしてから具体的に選定することが必要です。

1.ビジネス課題から計測すべき指標と社内体制を整理する

 自社の事業やビジネスの目標を達成させるために、ツールで計測すべき指標が目標KPIや施策と連動し、マーケティング課題を解決するためのPDCAと連動できるか整理することが必要です。

 また、課題を解決するうえで社内の誰が関係し施策の改善とどのように関連してくるか。事前に社内でのツールの導入目的や運用方針や体制を明確にすることが必要です。

2.コスト感以外に、セキュリティ方針やコンプラアインスを確認し役割分担を明確にする

 マーケティングツールの導入や広告プラットフォームとのデータ連携を具体的に進めるうえでコストとセキュリティ方針、コンプライアンスなどルールを把握することです。

 コストの視点を認識するのであれば、施策を改善するうえで必要とするインフラとして、自社の予算感に見合ったツールを検討すること。また、自社のセキュリティ方針やコンプライアンスなどの要件に見合うかも事前に把握したうえでツール選定を行うことが大切です。

 データ取得やツール導入ありきではなく、自社のマーケティング課題を解決するために事前にデータ種別やデータ連携、社内でのツールの導入目的や運用方針や体制を明確にしましょう。

 自社単独での社内体制や環境構築が難しい場合は、目的と役割を明確にしたうえでツールベンダーや外部パートナーと連携を図ることも大切です。

 次回は、今回の連載内容を踏まえデータにもとづく改善に必要な分析ツールの具体的な違いや用途に応じた使い分けの違いについて解説します。

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この記事の著者

奥野 辰広(オクノ タツヒロ)

ITソリューション企業にWebディレクターとして入社後、ヤフーへ出向。中堅・中小企業クライアントを中心に約2500社のマーケティング支援。ECコンサルティング、SEMコンサルティング、メディアリレーション業務を経験。 2011年より、トランスコスモスにて大手企業クライアントを中心にアドネットワーク・DSPを中心にデ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/05/19 08:00 https://markezine.jp/article/detail/26408

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