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海外カンファレンスの歩き方

スマホの翻訳アプリを味方に!海外カンファレンスの場で鮮度の高い情報交換をする方法

スマホの翻訳アプリを侮るなかれ

 まず、英語圏のカンファレンスについては、参加したけどまったく理解できなかったということはないです。

 昔にくらべて、特にスマホの翻訳アプリ環境がかなり整っています。今年、参加したニューヨークのカンファレンスでは、スピーカーが投影しているスライドも翻訳アプリを活用し、スマホで見ると日本語に変換されて確認できるので、理解はできます。

 パネルディスカッションなどトーク中心で展開している場合も、翻訳アプリでボタンを長押にしておけば、リアルタイムで字幕が日本語に変換されるので、どんな内容で話をしているのか把握することができます。

 後悔しているのは、サンフランシスコのカンファレンスへ参加したときに、その周辺にあるGoogleやFacebookなどの各本社を訪問できなかったことです。事前にアポをとって訪問したかったですね。実は、事前に知り合いを通じてアポイントをとろうとコミュニケーションをとっていたのですが、本国の方が夏のバケーション中ともあって、もっと早めにコンタクトしておけばよかったと思っています。

 そして、時差ボケの調整も踏まえて、余裕をもった泊数時間を確保することは、カンファレンスへ向き合う上でも大切です。

 とはいえ、ホテルにずっと滞在していてもメンタル健康衛生上よくありません。私の場合は食事をすることが好きなので、美味しい食事ができる場所を朝食から夕食までリスト化して、有名店を訪問して楽しんでいました。

 海外カンファレンスへの参加は疲労感も強いので、自身の趣味に合わせて現地を楽しむことで、全体的に有意義な時間になるでしょう。 

得た知識をアウトプットする機会をつくる

 参加予算を会社でとることが必要なので、海外カンファレンスで得た知識は、社内やメディア寄稿など、どんな形であれアウトプットする機会を作る提案を上長へしておきましょう。

 アウトプットする内容も重要ですが、アウトプットする機会を作ることが自身の成長につながります。参加できない要因があっても、今回の著者の皆さまの連載によって、説得できることがほとんどだと思います。会社として海外カンファレンスへの参加文化がまだない場合は、熱い想いをパワポ数枚でまとめてプレゼンしましょう!

 最後に、海外カンファレンスで得るものは知識だけではありません。日本人同士が現地で長く時間を共有し語り合い、そして日本でも信頼関係を築きながら意見を交わしあうことが、その先の刺激に必ずなると思います。

 現地だと、日本国内では出会わない人にも出会えます。そんな場で生まれたコミュニティは、これからの自分のキャリアにおける1つの財産になるでしょう。

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この記事の著者

清水 一樹(シミズ カズキ)

アタラ合同会社 執行役員シニアコンサルタント。WEBデザイナーを経て広告代理店に入社し、約8年間リスティング広告プレイヤー・マネージメント職に従事した後、2012年より現職。現在は運用型広告プレイヤーだけでなく、インハウス広告運用の支援コンサルティング、アトリビューション分析・コミュニケーション戦略を得意としている。また自社製品「glu」を軸とした、システムソリューションコンサルティングなどアタラの全事業のコンサルティングを行なっている。

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2017/11/20 09:00 https://markezine.jp/article/detail/27459

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