高校・大学・社会人と変わらず使ってるアプリ、使わなくなるアプリ
続いて、高校⇒大学⇒社会人での変化についてです。

高校時代から変わらず使い続けている2大アプリLINE、Twitter。その違いは、未来(社会人)での使われ方に現れています。
Twitterに関しては、社会人になったら全然使わなくなるんだろうな、とする学生が多いようです。神アプリでもあるLINEを今後使わなくなるとする学生は皆無ですが、Twitter、そしてゲーム系アプリについては、多くの学生が使わなくなるんだろうな……とイメージしています。また、現在の毎日に欠かせないInstagramやSNOWも使わなくなるんだろうな、とイメージされています。
ただ、どうでしょう。なかでもスマホゲームは、通勤電車でも無心に没頭する大人たちを見ない日はありません。使わなくなりそうなアプリの中には費やす時間は大幅に減っても、実は社会人なりの使い方、たとえば有料ユーザーにシフトするなど変化しながらユーザーであり続けるアプリもありそうな気がします。
ここ1年でのSNSの使い方の変化
最後に、SNSの使い方の変化をイメージではなく体験をもとに回答してもらいました。
ユーザーが歳を重ねたことによるものなのかSNSというサービスが浸透してひと段落したからなのか、理由は両方なのかもしれませんが、聞かれると答えられる変化が確かにあり、いくつかの傾向もみえます。
「過去にこだわっていたSNS使用上のルール」を聞いてみると、例えばこのような回答が多くありました。SNS熱量の減少が垣間見えます。
- 即レス
- リプ返さない時は「いいね」をする
- 友達が自分と遊んだ写真を載せていたらリツイート
- 恋人と連絡するときは語尾に必ず何かしら絵文字
そして、「ここ1年でのSNSの使い方変化」については、以下が代表的な回答です。
- TwitterよりInstagram派になった
- TwitterよりInstagramを更新するようになった
- Twitterが話題の動画を見るだけのアプリになった
- Twitterでつぶやく頻度が減った
- Twitterで情報収集用のアカウントを作った
Twitterに費やしていた時間がInstagramに移行されていることを実感しているのは明らかのようです。ただし、Twitterが使われなくなったというよりは、投稿する場所から情報収集する場所に変化したような印象を受けます。
SNSにおける「使う」とは、投稿の意味を強く持つのかもしれません。
それを前提に考えると、「社会人になったら使わなくなるんだろうな」と多くの学生がイメージしているTwitterは、完全に使わなくなるのではなく、情報収集の場として使われ続けることも予想できそうです。
また、過去にこだわっていたSNS使用上のルール同様にSNS熱量の減少が感じ取れる、ここ1年の変化も多く挙がっています。よく言われる「SNS疲れ」でもあるのでしょうか。
- LINEスタンプ量が減りました
- Instagramに鍵をかけた
- アカウントを非公開にした
- 未読機能を頻繁に使うようになった
スマホが日常に溶け込んだ生活を送ってきた現役大学生が新社会人としてスタートするとき、きっと現社会人の使い方に合わせる・切り替えるということではなく、彼らならではのこれまでにない使い方変化をさせていくのだろうなと感じます。
これからもぜひ、想像できないアクロバティックで画期的な使い方をして我々を刺激し続けて欲しいです。
【調査概要】
調査名称:現役大学生のスマホ利用実態調査
調査時期:2017年11月9日~15日
調査方法:ネット調査
調査対象:現役大学生(1994~1997年生まれ)35名
調査主体:D2C
