ワントゥーテンドライブ(以下、1→10drive)は、KDDIのAPIマーケットプレイス「KDDI IoTクラウド API Market」に参加し、Smart Touch System『スマッチ』を提供する。
「KDDI IoTクラウド API Market」で商業施設への普及を推進
測域センサ(※)とプロジェクターを活用し、簡単な設置だけで、壁や床などのあらゆる面をタッチ画面化するPCアプリ『スマッチ(Smart Touch System)』を、「KDDI IoTクラウド API Market」を通じて提供することで、より幅広い商業施設やコンテンツ開発事業者が利用できるようになるという。
※測域センサ:空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計。レーザースキャナー、3Dスキャナーともいう。
提供当初は「KDDI IoTクラウド API Market」の機能のひとつであるビジネスマッチングにより、商業施設への普及を図っていく。
なお本年中には、スマッチSDKやAPIの提供も目指していくという。これにより、既存のあらゆるスペース(商業施設やオフィスビル)をインタラクティブな空間に拡張させ、来店顧客やオフィスワーカーにより豊かな体験を提供できる社会インフラづくりを推進する狙い。
『スマッチ(Smart Touch System)』について
『スマッチ(Smart Touch System)』は、日常生活から遊具施設やテーマパークなど特別な環境といった様々なシーンでの活用を想定して作られている。
1.アミューズメントスペースなどの遊具として
2.ショッピングモールなど商業施設の壁の有効活用
3.授業や学会、ビジネスシーンなどでのプレゼンテーションに
『スマッチ(Smart Touch System)』の仕組み
測域センサが壁や床の面に沿って赤外線を出し、それを手や足などが遮った際に、「タッチした」という情報としてPCが処理し、リアルタイムでビジュアルを生成し、プロジェクター(やその他ディスプレイ)に映像としてインタラクティブに反映される。
これにより、タッチ式のスクリーンに限らず、どんな面でもタッチ画面化できる。さらに、通常のタッチスクリーンでは反応しない手袋や靴ごしのタッチでも反応する。
「KDDI IoT クラウド API Market」について
「KDDI IoTクラウド API Market」は、自社のデータやサービスをAPI経由で提供する企業と、様々なAPIを利用して新しいサービスを開発したい企業をつなげるAPIマーケットプレイス。
これまで新しいサービスを開発する際は自社開発、もしくは個別に外部のAPIを探して契約する必要があったが、「KDDI IoTクラウド API Market」を利用することにより、多様なAPIラインアップの中から選択してサービス開発が可能となる。
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