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第106号(2024年10月号)
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女性向けメディア特集

紙とデジタルの両方で“ゆったりとした時間の雰囲気”を表現する「ことりっぷ」の魅力

 女性向けメディアを取材し、媒体や読者の特性、コンテンツ作りにおける 工夫、広告ビジネスなどを聞いていく本連載。今回は、紙媒体でもデジタルでも統一された世界観を表現している『ことりっぷ』を紹介します。

女性のニーズを具現化して生まれた『ことりっぷ』

株式会社昭文社 出版事業部本部 出版制作事業部 デジタルプラットフォームグループ ことりっぷ担当チーフ 富田暁史氏
株式会社昭文社 出版事業本部 出版制作事業部 デジタルプラットフォームグループ ことりっぷ担当チーフ 冨田暁史氏

――はじめに『ことりっぷ』のコンセプトを教えて下さい。

冨田:おかげさまで、ことりっぷは今年で10周年を迎えました(参考記事)。これまでの10年間でコンセプトが変わることはなく、一貫して「働く女性の旅を応援する」というコンセプトのもと、企画・編集を行っています。

 実は、ことりっぷを創刊する際には、マーケティングリサーチを徹底的に行いました。女性がガイドブックへ求めるものは何なのかリサーチをかけ、そのニーズを具現化してできたのがことりっぷです

――具体的には、どのようなニーズがあったのですか?

冨田:特に多かった声は、ガイドブックの重さですね。持っていただくとわかるのですが、ことりっぷは比較的軽い紙を使うことで、重さをできるだけ軽くしています。また、女性の小さめのカバンにも入るサイズになっているんです。

――なるほど、読者層としてはどのような女性を想定されていますか?

冨田:20代後半~40歳くらいまでの働く女性が主なターゲットです。週末に1泊2日ないし2泊3日でコンパクトに旅に出かけることを想定して作っています。一般的なガイドブックは、幅広い読者層に対応するため、たくさんの情報が載っていて選びきれなかったりしますよね。ですので、ことりっぷでは情報を厳選して届けることを意識しています。

――20代後半以上というのは、意外ですね。また、ことりっぷは“自然体で落ち着いた”イメージが強い点も特徴的だと思います。

冨田:そうですね。ことりっぷは、ゆったりとした時間の雰囲気を大事にしています。現在ではそういったイメージが浸透していますが、当初は装丁を和柄にするなどして、工夫していました。あとは、写真の雰囲気、余白を大きく取った構成などが寄与していると思います。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/29 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29012

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