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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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定期誌『MarkeZine』特集

5年後に備えて、マーケターはテクノロジーをどう捉えるべきか?

 5年後、確実にこれまで以上にテクノロジー活用が進むことが考えられる。そして、マーケティングのデジタル化が進む今、テクノロジーとの関係は切っても切り離せないレベルまで深くなっているはずだ。そのとき、マーケターはどうテクノロジーを捉え、自社のビジネス、マーケティング施策に取り入れていくべきなのかを解説する。

※本記事は、2018年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』32号に掲載したものです。

5年後の未来、見えていますか?

 2023年のある夏の朝、目が覚めると、コーヒーのいい香りが漂いはじめ、ミキサーの音が聞こえてくる。リビングに行くと妻がその日の健康状態に応じて自動調理されるモーニングセットを食している。「あなたのバターコーヒーができたみたいね」「通販でバターコーヒーセットを購入してから、専用のミキサーが起きたのを感知して自動で調理してくれるし、材料が切れると自動注文してくれるから本当に楽だよ」と会話をしている。

 小説家の星新一がショートショートで描きそうな世界が実現しているかはわからないが可能性は十分にあるのではなかろうか。このように5年後のトレンドやテクノロジーを予測するためにはまず5年後に世の中がどうなり、それに応じてマーケティングはどうなっているのかを考えなければならないだろう。

 中でも、筆者がキーワードとして挙げたいのは、「グローバル化・インバウンド増加にともなう海外比率の増加」「SDGsをはじめとする社会活動の重要性増加」「少子高齢化による学び方・働き方の多様化」「スポーツの重要性増加とe-Sportsの台頭」「その他の技術革新のビッグトレンド」の5つだ。そして、それらを踏まえて筆者が予測しているのは、5年後に「人間の生活が自己実現に対する可処分時間の投資に向けられ、教育(自己研鑽)、スポーツ、レジャーに関するユーザビリティを高めるテクノロジーが伸びる」ということだ。

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5年後に起きる5つの変化

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この記事の著者

江端 浩人(エバタ ヒロト)

iU大学教授、江端浩人事務所 代表、MAIDX LLC代表、AlMONDO事業顧問

米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/29 17:02 https://markezine.jp/article/detail/29038

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