Adjust(アジャスト)は11月13日、モバイルマーケティングの効果を分析するツール「グローバルベンチマーク」のバージョン2.0をリリースした。
同ツールでは、Adjustが集計した7,000を超えるアプリから収集したデータを分析し、セッション数などの指標をまとめて公開している。マーケティング担当者やアプリパブリッシャーは同ツールに無料でアクセス・閲覧することができるため、モバイルマーケティングの現状をより具体的に把握できるようになる。また、第三者機関のレポートを購入することなく、カスタマイズされたレポートを作成することもできる。
今回のバージョンアップでは、2018年第2・3四半期分のデータと「クリック率(CTR)」「コンバージョン率(クリックからインストールまで)」「1,000回表示あたりの広告費(CPM)」「クリック単価(CPC)」「アドフラウドのタイプ別分布状況」の5つの指標が追加された。
なお、新たに追加された5つの指標は、以前のバージョンの「継続率」「インストール単価(CPI)」「ユーザーあたりのセッション数」「不正インストール率」と同様に、比較指標として活用することができる。
他にも、アプリカテゴリーや流入元(オーガニック・有料)、プラットフォーム(iOS/Android)、地域別(ヨーロッパ、アジア太平洋、北米、中南米、アフリカおよび中東)など、データを多様な切り口で分析することが可能だ。
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