礼儀作法、気にしていますか?
こんにちは、三井住友カードの福田保範です。「『広告代理店・ベンダーが広告主に抱くイライラベスト3』から学ぶ、広告主が取るべきスタンス、行動とは」、第2回を迎えました。第1回のイライラは「想いが無い」という内容で書きました(前回記事はこちら)。
この連載、今までありそうでなかった視点みたいで、多くの方から様々な声を頂きました、ありがとうございます。「この話はデジタル広告に限った話ではない」「共感できる」「こんなのは理想論であって、賛同できない」など感じるところはそれぞれかと思いますが、改めて考えるきっかけになっていることがうれしく思います。
さて、第2回は「礼儀」に焦点を当てます。第1回が「想い」だったので、精神論みたいな話が続きます。結局人と人のやり取りですから、こういう基本が大事であると私自身も書きながら再認識しつつ、書かせていただきます。お付き合いください。
さて、広告主の皆さんにお聞きします。
「広告代理店やベンダーの方とやり取りする時、気にしている礼儀作法はありますか?」
きっと、人それぞれでしょう。しかし、意外と「これと言って思い浮かばない」という方が多いのではないでしょうか。
今回は、私が気にしている礼儀作法を思いつく限り書こうと思いますので、ぜひ参考になればと思い書かせていただきます。
今こそ発注と受注の関係を超えたパートナーに
広告代理店やベンダーに勤めている、もしくは勤めていた方の中に、下記のようなクライアントに出会ったことはある方はいませんか。
・礼儀がない
・仕事をおもしろくする気がない(やる気がない)
・高圧的
・提案をさせるだけさせてくる
これらのクライアント、「いたいた」と思った方もいるのではないでしょうか。確かに、お金を払うのはクライアントである広告主です。でも、お金を払っているのは会社であって、あなたではない。なのに、どうしてそんなに偉そうなの? と、疑問に思っていました。これが、広告代理店・ベンダーが広告主に抱くイライラベスト3の2つ目です。
あなたの会社のことを思って、業績を良くしようと一緒に戦っているとパートナーなのに、どうしてベンダー・広告代理店と広告主という関係になっただけで、いきなりベンダー・広告代理店の人間の立場が下になってしまうのでしょうか。
これは間違いなく健全ではないので、そうならないよう、広告主としての立ち回りを考えてみましょう。