Free Spark(フリースパーク)は12月17日、サイト内改善ツール「SPARK」において、「パーソナライズ機能」を追加した。
近年、Webサイトにおいては、店頭と同じようなきめ細かな接客が求められており、アクセス回数や会員登録の有無などのユーザーセグメントに応じて、バナーの出し分けをするサービスが増加している。一方で、これらの施策で多く採用されるポップアップバナーは、情報を必要としないユーザーにとってはページ閲覧の阻害やストレスにつながってしまうという課題があった。
今回追加された「パーソナライズ機能」では、サイトの訪問回数やページのアクセス回数、会員登録の有無など、ユーザーの行動履歴に応じた施策が行えるようになる。たとえば、「初回訪問ユーザーに(誰に)/キャンペーン情報を(何を)/〇日~〇日まで(いつ)/トップページ上で(どこで)/チャットボット形式で表示(どのように)」など、様々なシナリオの設定をすることが可能だ。
なお同機能は、ポップアップバナーだけでなく、HTMLへの「コンテンツ差し込み」や「チャットボット」においても利用することができる。
「SPARK」では、こうした機能を活用したシナリオ作成からチャットボットの配信、ヒートマップ分析に至るまで、あらゆる機能の一元管理に対応。同ツールは、全ページ共通のJavaScriptタグを入れるだけで利用でき、効果レポートも同じ管理画面から閲覧することができる。それぞれの機能を個別で利用した場合と比較し、運用工数が3分の1程度に軽減されたケースもある。
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