ほぼ全て開封が25.6%、一方でほとんど見ないユーザーも9.4%
Q2では、Q1でメルマガの登録経験があると回答した297人に対してその開封率を尋ねた。その結果「4~6割」と回答したユーザーが最も多く26.6%。「ほぼ全て」の25.6%、そして「7~9割」の23.2%が続く結果となった。携帯メルマガの開封率は高いと言われてはいるが、「1~3割」が15.2%、そして「ほとんど見ない」と回答したユーザーも9.4%存在しており、いくら最も身近なメディアである携帯とはいえ、ユーザーに見てもらう為には、何らかの仕組みを用意する必要はあるのではないかと考えられる。

タイトル/文章量も開封率に影響
Q3では、Q2で携帯のメルマガを「ほとんど見る」と回答したユーザー以外の221人に対して、どういった時、もしくはどういったメルマガを読まないケースが多いか尋ねた。その結果「タイトルが怪しい/つまらないメルマガ」と回答したユーザーが最も多く67.4%。次いで「自動的に登録されているメルマガ」の56.1%。そして、「毎日のように来るメルマガ」の53.8%が続く結果となった。また、携帯電話の特性からか、「文章が多いメルマガ」(33.9%)や「ページの長いメルマガ」(33.5%)を見ないケースが多いと回答したユーザーも多く存在した。

Eコマースなどのダイレクトレスポンス事業において、携帯メルマガは高い効果を発揮する。しかし、今回の調査から、携帯メルマガの開封率は必ずしも高いわけではない、そしてメルマガのタイトルや内容、頻度によっても開封率は大きく異なると予想できる。次回の記事では、メールの指定受信機能やユーザーがメルマガに求める点などを明らかにしていく。
本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
- 調査対象:15歳~39歳のモバイルユーザー345人
- 調査期間:2008年3月21日~2008年3月24日
- 調査方法:モバイルリサーチ
- 調査機関:ネットエイジア株式会社
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