SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

新・女性のココロを動かすマーケティング術

“憧れ消費”は動画でも生まれる!女性が“Vlog”で切り取るオシャレな日常

 トレンダーズのマーケティング実績をもとに、今の時代に女性たちのココロをつかみ消費行動へつなげるポイントを解説する本連載。今回は女性×動画の最新トレンドで、短い映像を用いたブログである「Vlog(ブイログ)」が注目されている背景と理由についてお届けします。

「女性×動画」の最新トレンド

 動画=男性向け、若年層向けというイメージは遠い昔の話となり、今や女性マーケティングを語る上で動画の活用は欠かせないものとなりました。

 本コラムをさかのぼってみても、2017年7月の記事「“動画”=“男性”は過去の話!女性マーケティングにおける動画活用の秘訣とは」ではInstagramのストーリー機能の登場で女性に動画が浸透したこと、そして2018年8月に公開した「動画は『見る』から『〇〇する』時代に!『ムービーネイティブ世代』に向けた女性マーケティング術」では、見るだけでなく自ら撮影する“ビデオグラファー女子”が急増していることなどをお届けしてきました。

出典:Adobe Stock/maroke

 2020年には、5Gの実用化が始まるのではないかと言われています。読み込みに時間をかけず動画をストレスフリーに視聴できる環境になることに照準を合わせ、プラットフォーム側も動画の作り手であるインフルエンサー側にも新たな動きが見られ、動画のトレンドがまた大きく動き出しています。中でも私が注目しているのは、「Vlog」です。

注目トレンド「Vlog」とは

 「Vlog」とは、「Video」と「Blog」からできた造語で、文章の代わりに短い映像を用いて公開する動画ブログのことを指します。海外では以前から主流のジャンルであり、企画に基づいて制作される動画と異なり、あくまでも日常の様子がおしゃれに、カッコよく撮影・編集されていることが特徴です。

 このVlogブームの火付け役と言えるのが、元AKB48の小嶋陽菜さん。5月にYouTubeチャンネル「HARUNA KOJIMA's cat nap」を開設したところ、日常の記録を動画で綴ったコンテンツが話題を集め、チャンネル登録数は4万6,000を超えています(※5月28日現在)。

Welcome To Cat Nap はじめまして【VLOG】#1

 また、Vlogが注目を集めるきっかけとなったのが、YouTubeのチャンネル登録者数が20万以上(※5月28日現在)の、in living.(いんりびんぐ)さんが投稿するモーニングルーティン動画。このモーニングルーティンとは、起床してから家を出るまでの毎朝の様子を記録したコンテンツのことで、YouTube内の新たなジャンルとして確立されつつあります。

一人暮らし女子のモーニングルーティン(冬の休日編)morning routine.

 in living.さんの動画が人気を集めるのには理由があります。それは、何気ない日常の様子の中に「おしゃれで自然体」という女性が憧れる要素が含まれているからです。

 これまでYouTubeの投稿はプラットフォーム外の編集ソフトで編集されることが多く、人気YouTuberの動画のように字幕やBGM、効果音を挿入するものがメインでした。また、YouTuberは親近感やキャラクター、企画の面白さや独自性などが人気のポイントとなっていました。

 これに対しVlogでは、最小限の編集で企画モノではない日常のありのままの様子が投稿されています。その動画に流れる空気感や世界観への共感と憧れが、女性たちの支持を集めているのです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
他の動画プラットフォームにも訪れるVlogトレンド

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
新・女性のココロを動かすマーケティング術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

長谷川 颯也(ハセガワ リュウヤ)

 株式会社MimiTV TikTokマーケティングDiv.事業責任者。大学在学中にはフリーランスとしてインターネット番組の企画編集や映像制作を手掛ける。数多くの動画マーケティングに携わる一方で、美容動画メディア『MimiTV』の編集にも従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/06/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/31093

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング