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ファン起点のアイデアで成功導く 横浜F・マリノスのアンバサダープログラム事例

横浜F・マリノスに関する口コミが約3倍に

MZ:沸騰プロジェクトのこれまでの成果と評価をどのようにお考えですか。

大多和:TwitterとInstagramにおける、横浜F・マリノスに関する口コミ数(オフシーズンを除く)が‘17シーズン比で約3倍に増えています。また、フォロワーの多いファンが多いこともあり、トータルタイムラインビュー(横浜F・マリノスに関する投稿を見た数)も約2倍に増加しました。

 さらに、口コミの内容に目を移すと、リツイートではなくマリノスを自分ごととして捉えたオーガニックな投稿が全体の30~40%を占めており、この数値もかなり安定してきています。

クラブのパーソナリティを確固たるものに

MZ:最後に今後の展望をお話しいただけますか。

大多和:まず、クラブとしてのパーソナリティを地域性やホームタウンとリンクさせ、わかりやすくかつ共感を得られる工夫を増やしていきたいと考えています。横浜は文明開化の地。マリノスの誇る伝統を大切にしながらも、常にオープンな状態で、良かれと思うことを一早く取り入れ自分たちの形にしていく。そうした進取の精神を大事にしてブランディングを行っていきたいと思っています。

 沸騰プロジェクトに関しては、誰にでも広く受け入れていただけるテーマだけでなく、ハマる人には極めて深くハマるような、独自の尖ったテーマでの共創機会も設けていけないかと。さらに、最近ではスポンサー企業とスーパーファンが一緒に商品に関するミーティングを行うといったCtoBの好ましい事例も出てきています。ファンの方々の発想や意見そのものが、スポンサーメリットにもなり得るという、こういった取り組みも増やしていきたいと考えています。

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この記事の著者

Fukunosuke.com(フクノスケ)

 スモールビジネスクリエイター&ビジネスコンテンツライター。流通と編集を事業ドメインとしtoB領域でマルチ業務に従事。TECH系、モノ系、HR系のWeb媒体複数社と関係性を構築。‘19年よりSNS向けビジネスコンテンツ制作、営業・輸出代行コンテンツ制作を開始。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/06/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/31226

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