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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

マーケターに聞く2020年の課題と挑戦

今後のキャリア構築では「CMO」を目指す層が最多

 将来、どのような道を目指しているかを尋ねたところ、「CMO(33%)」が最多で、「専門領域のスペシャリスト(25%)」「経営者(25%)」が続いた。またキャリアを積んでいくために、次はどのような立場でのステップを踏みたいかという質問に対しては、「事業会社(48%)」での経験を積みたいとの回答が最多であった。その理由としては、「まずは1つのブランドに対する総合的なマネジメント経験が必要だと考えているから」「ベストはすべてを経験することだが、事業会社であったほうが基本的にはより幅の広いマーケティング領域に関わり、利益の追求を行うことができるため」などが挙げられた。

 そして、マーケティング業務に携わる上で自身に必要だと思う知識・スキルについては、「デジタルマーケティングの知識(77.4%)」「統計分析のスキル(69.4%)」「テクノロジーの知識(69.4%)」が上位3つとなった(図表5)。

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 また、業務を推進する上で向き合っている課題では、「売上への貢献(62.9%)」が最多だった(図表6)。

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デジタルの枠を超えた挑戦を

 2019年に注力したことを尋ねたところ、「ユーザー理解とコンテンツマーケティングを一貫で回すこと」「インナーブランディング。異なる部署でバラバラだった目的の目線合わせ」「サービス販売後のアフターマーケティング」「数字に表現されにくい価値の創出」「AIを活用した感情分析」といった声が上がった。

 そして、2020年に新たに挑戦したいこととしては、「マス広告・オフライン広告とデジタル広告の統合」「社内のボトルネック発見と改善策提案」「フルファネルでの統合的顧客コミュニケーション設計」「目先のことだけでなく、将来的なビジョンで物事の判断・意見・実行ができるように経験を積むこと」といった、デジタルの枠を超えた領域への取り組みに関する声が多数見受けられた。

 マーケティングの仕事の醍醐味については、「成果が可視化されるため、若手でも活躍できる点」「次々と新しいことが出てくるので、飽きない」という回答が多かった。また「以前より売り上げに対してマーケティングが貢献していると理解されているため、事業成長に寄与できること」「価値を特定し、伝え、社会に貢献できること」といった声もあり、マーケターの活躍が企業、そして社会の成長に寄与している様子が窺えた。

■調査概要
調査主体:翔泳社 MarkeZine編集部
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年11月1日~2019年11月25日
調査対象:MarkeZine読者
回答数:124件

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:42 https://markezine.jp/article/detail/32772

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