サイバーエージェントの子会社であるCA Retail Marketingは、店舗における棚やスペースの価値最大化を図る「CAリテールマーケット」の提供を開始した。
D2C市場の急速な拡大にともない、メーカーにおいて店舗は商品を売る場所という役割に加えて、デジタルでは体験できないリアルな購買体験を通したファンづくりの場としての活用が広がっている。一方で、小売においても、店舗の価値最大化に寄与する新規商品の開拓や購買のエンタメ化の需要が増している。こうした背景から同社は「CAリテールマーケット」の提供に至った。
「CAリテールマーケット」では、小売店舗と新規商品のマッチングを行うだけでなく、商品出店までの集荷・配荷から棚の設営、効果分析、運用までを一気通貫でサポートする。
具体的には、商品の集荷・配荷のほか、店舗での棚の設営にともなうクリエイティブの作成からデジタルサイネージなどの設置までを実施。また、売上データや顧客行動データの分析、振り返りを行うことで、店舗の販促効果の最大化を見込める。さらに、オンラインでのみ販売されているのD2Cブランド商品を店舗に取り入れることで、新規顧客の獲得や売上の拡大が期待できる。
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