まわりを巻き込みチャレンジできる環境を選ぶ
――これまでのキャリアで、ターニングポイントだと感じた出来事は?
アドウェイズで、営業から広報へ異動したときです。数ある代理店の中から自社を選んでいただくことを考えたとき、お客様には製品の魅力だけでなく、担当者の良さも伝えていくことが大切です。そのためには、会社や製品の情報を発信するだけでなく、アドウェイズで働くことにみんなが誇りを持つ必要があります。そのために何ができるかを考えたとき、自然と攻める広報の活動につながっていきました。社内広報にも注力したのは、やはり会社や製品に愛を持って、自分の会社を好きになってほしいからです。すると、まわりに「会社の良さ」を伝えたくなりますし、結果として社内外から支持をいただけるようになります。また広報は、数字で評価をすることが難しい領域です。どの媒体に掲載されたとか、プレスリリースを何本発信しましただけでは、現場にその影響を伝え切れません。そこで、営業出身の経験を生かし、他の部署と関連性をつけたKPIを細かく設定しました。たとえばイベント参加の場合、来場者数だけでなく、名刺の数や半年間で契約が何件成立したなども追い、イベント効果を測りました。ここでも、みんなを巻き込んで協力体制を作っていく姿勢が生かせたと思います。
何よりも、自分で考えて攻めの広報を提案し、会社から任されたことが成功体験になっています。自分に降ってきたチャンスを見逃さず、飛びつける準備はいつでもしておくことが大事ですよね。日々120%で生きることがモットーですが、そういうふうに生きていると、チャンスがあったときにすぐに掴めます。
ロレアル含めてお世話になってきた会社の共通点は、チャレンジができる環境があること。仕事や職場選びは、そこに私がいる意味があることを重要視していると思います。
チャンスを見逃さないよう毎日を120%で生きる
――今後は、どのようなキャリアを描かれていますか。
まずは、メイベリンニューヨークを多くのお客様に伝え、選んでいただくブランドにすることです。そして、毎日を120%で生きること。これは、私の母の教えですが、一生懸命に取り組んでいたら、必ず誰かが見ていてくれるものです。チャレンジを恐れず、チャンスを見逃さないように、ベストを尽くしたいです。もちろん、自分へのケアも大切に、ハッピーにいられることが大事ですよね。かっこよくなくていい、私は私だと考えています。メイクなどもそうですが、へんに背伸びする必要はありません。私には私の魅力や良さがあり、悩んだときは「本当になりたい自分なの?」と問いかけています。メイベリンのブランドメッセージとつながりますが、自分らしさを最大限にアピールしていきたいです。
