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私のキャリア

チャンスを引き寄せるコツは、毎日を120%で生きること

 広告・マーケティング業界で活躍する人物の職業人生、キャリアを伝える本連載。今回は、日本ロレアルの遠藤由貴氏を紹介する。広告営業からキャリアをスタートした同氏は、自ら攻めの広報に転身。以降、チームの立ち上げや新規事業開発、海外ブランドのローカライズと新しい領域に興味を持ち、チャレンジを続けている。そんな彼女のモットーは、毎日を120%で生きること。「お客様をはじめ、一緒に働くみんなの喜ぶ姿を見るのが嬉しい」と語る遠藤氏に、これまでのキャリアを聞いた。

※本記事は、2020年3月25日刊行の定期誌『MarkeZine』51号に掲載したものです。

営業から広報、マネジメントも経験

日本ロレアル株式会 コンシューマープロダクツ事業本部 メイベリンニューヨーク事業部 シニアPRコーディネーター 遠藤由貴(Yuki Endo)氏
2009年にアドウェイズに入社。広告営業を経て、広報と新卒採用を兼務。2015年に転職したサマンサタバサでは、Webプロモーション部を立ち上げ、組織の拡大に寄与する。2019年3月より現職。メイベリンニューヨークのブランディングを担当し、顧客とのコミュニケーションのプランニングやイベント運営など、幅広く活躍中。

――まずは、これまでのキャリアについて教えてください。

 新卒でインターネット広告代理店のアドウェイズに入社し、アフィリエイト広告の営業を3年ほど経験したあと、自ら手を挙げて広報に異動しました。攻めの広報として、コーポレート、プロダクト、採用と幅広い領域を担当し、積極的な情報発信に取り組みました。そのうちに、BtoCの広報経験も積みたいと考え、サマンサタバサへ転職しました。サマンサタバサは、「日本のブランドを世界へ展開する」という大きなビジョンを持ち、女性の活躍も著しい企業です。宣伝に大きく力を入れており、私は社内最大の部署であるプレスマーケティング部の雑誌チームに配属されました。PRの基本となる製品のお貸し出しや雑誌のタイアップと、紙にまつわる業務はすべて関わりましたが、初めての仕事ばかりでしたから、早くみんなに追いつきたいと必死で勉強する毎日でした。

 サマンサタバサは、メンズラインを含めて10以上のブランドを持ちますが、市場では「大学生や20代前半の若い女性向け」という印象が強い傾向にありました。広報の役目は、大人の女性をターゲットにした鞄やアクセサリーなど、各ブランドの個性を発信し、一つひとつを確立させること。仕事の全体像が見えてくるころには、「ブランドの課題を解決するために、自分の強みであるオンラインの知見を生かしたい」と考えるようになり、会社の方針とも一致し、Webプロモーション部の立ち上げを任されました。チームの特徴は、店舗を活かして、あらゆるタッチポイントを使い、お客様にブランドの魅力を伝えること。EC売り上げもKPIでしたので、製品を知っていただく取り組みもWebで展開していきました。そしてオンラインへの重要性が高まるにつれ、チームは大きくなり、クリエイティブプロモーション部としてデザイナーなどの制作部隊も抱える規模となりました。撮影の企画ディレクションだけでなく、ARやバーチャルモデルなどの新しいテクノロジーを活用する企画には、すべて関わる部署へと成長していったのです。

 そんなとき、美容アイテムを展開する新規事業、Samantha Beauty Projectに関わることになりました。コスメトレンドをけん引するアジアへの市場調査や、OEMメーカーとの製品開発など、とても貴重な経験をさせていただきました。元々コスメは大好きでしたが、ビジネスから美容業界に関わることで、視点も変わっていったんですね。美容は、人を外見からも内面からも変えてくれる、最大の変身ツール。メイクを少し変えるだけで気分が上がり、自信が生まれます。そんなチャンスを、多くの方へ提供できる、ステキな業界なんだと考えていたところ、日本ロレアルと縁がありまして、転職することになりました。日本ロレアルは、入社してすぐに海外出張があるなど、社員教育やインプットを大切にしている会社です。セルフドライブを重要とするカルチャーで、チャンスを与えてくれる環境にいられて幸せだと感じます。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/18 17:26 https://markezine.jp/article/detail/33050

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