ヤフーが提供する事業者向けサービス、データソリューションは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、「Yahoo!ショッピング」における消費がどのように変化したのか、「消費が増加しているもの」「消費が減少しているもの」についてレポートを公開した。一部内容を紹介する。
「ダイエット、健康」カテゴリーが約4倍の伸び
Yahoo!ショッピングの第一階層カテゴリー毎に見てみると、一番伸びているカテゴリーは「ダイエット、健康」で約4.0倍、次いで「本、雑誌、コミック」が約2.0倍、「ゲーム、おもちゃ」が約1.7倍に。伸びが弱いカテゴリーは「CD、音楽ソフト、チケット」「スポーツ」「ファッション」など。
知育玩具やペットロボットの需要高まる
3位の「ゲーム」「おもちゃ」カテゴリーにおいて、伸びている上位10件の第二階層カテゴリーを見てみると、自粛生活を自宅で楽しむためのアイテムが上位に並んだ。
特に、1位・2位の「パズル」・「ボードゲーム」の伸び率は大きく、週末やGWに自宅で過ごす時間を楽しむために購入されたと想像できる。
また、3位の「おもちゃ」カテゴリーを詳しく見てみると、「ブロック」と「バーチャルペット」が前年度比約3.7倍と伸びており、子供と自宅で過ごすための知育玩具や、一緒に過ごせるペットロボットの需要が高まった。
「ファッション」カテゴリーで需要が伸びたのは?
「ファッション」カテゴリーでは、「レディースファッション」において何が売れているかを見ると、春先にも関わらず「スヌード・ネックウォーマー」が伸びていた。これはマスクの代替品であると想像される。
また、「スポーツ」カテゴリーでも同様の傾向に。散歩や買い物、ランニング中のマスクの代替品として、ネックウォーマーやネックゲイターを装着しているようだ。その他「ネックストラップ」「手袋」も、除菌や感染防止対策として購入していることが考えられる。
その他のカテゴリーの上位トップ10は下記のとおり。
【調査概要】
調査主体:ヤフー
調査対象:Yahoo!ショッピングの購買統計データ
調査方法:ヤフー・データソリューションによる分析
集計対象期間:2020年4月1日~5月10日
カテゴリー分類:ストアの出店時の判断に準じており、売上金額が一定数に満たないカテゴリーは除外
【関連記事】
・「BuzzVideo」はミドル世代の男性が一人リラックスタイムに活用【TikTok Ads調査】
・新型コロナで売上減少も「新たなビジネスチャンスが生まれた」30%【マーケター600名調査】
・緊急事態宣言前と比べ約6割が受注数減少/テレワークが電話営業に影響【Mtame調査】
・ヴァリューズ、中国の消費者ニーズがリアルタイムに分かるオンラインインタビュー調査サービスを開始
・コロナ禍により約6割の企業で広告宣伝費が減少/約7割が新たな手法に積極的【Grill調査】