知名度とサービス内容の浸透が重要なアプリマーケティング
――はじめに、皆様の担当業務についてご紹介ください。
古賀:タイミーは、応募や面接が不要で1日単位のアルバイトができるバイトアプリ「タイミー」の運営を行っています。私は、2020年の5月まではマーケティングマネージャーとして、タイミーのプロモーション全体を担当し、現在はデータアナリティクスを担当しています。
石原:Septeni Japanの石原です。私は、主にゲームやライフスタイルアプリを取り扱う広告主をメインとした営業部のマネージャーとして、広告主のデジタルマーケティング支援に向けた包括的な戦略設計やメンバーサポートを行っています。
佐藤:私も石原と同じ営業部で、今回タイミー様の担当営業として、具体的なプロモーション戦略のご提案から、配信後の改善アクションプラン設計など、古賀様と密に連携を取らせていただきながら行いました。
安立:同じくSepteni Japanの安立です。アプリ案件をメインとした広告運用コンサルティングを担当しています。ASAに関しては社内の媒体責任者を務めており、媒体社との連携や戦略設計を横断でサポートしたりしています。
――早速ですが、タイミーさんはプロモーション戦略において、これまでどのようなことを重視されてきたのでしょうか。
古賀:重視しているのは、“一日単位で働ける”サービス自体の理解度と、タイミーの知名度をあげることです。アプリはサービス内容の浸透と知名度が、成果にダイレクトに響いてくるのですが、バイトアプリの領域は競合も多いため、サービスの知名度については恒常的な課題になっています。
これまでは、FacebookやLINE、ASAなど、主要なメディアを活用して、ユーザー獲得をメインにプロモーションを行ってきました。また、オフラインでは、大学の学園祭に共催して、直接アプローチを行う施策も実施してきました。さらに2019年11月には、CMにもトライしています。
――CM出稿の目的について、教えてください。
古賀:CMの狙いは大きく2つありました。1つは、アルバイト需要が多い12月に向けたユーザー獲得です。そしてもう1つは、「スキマ時間でのバイト」という新規カテゴリーにおける、“純粋想起”の獲得です。具体的には、「スキマバイトはタイミー」「タイミーしよ」などのフレーズをCM内で用いることにより、純粋想起されるサービスを目指しました。
また、これまで一日単位で働く単発バイトの世間のイメージは、肉体的にハードな労働を想起させ、決して良いものではありませんでした。それを払拭するために、全世代に知名度と好感度の高い橋本環奈さんを起用して、信頼感のあるイメージをもってもらいたいという狙いもありました。