「#おうちでサブウェイやってみた」らこうなった
辻本:こちらが「#おうちでサブウェイやってみた」企画の最初の投稿です。「今はお店に行けないけどおうちでもサブウェイ気分を味わえるように中の人が作ってみました」というのをオーガニック投稿として公開しました。
/#おうちでサブウェイやってみた
— サブウェイ (@subwayjp) April 29, 2020
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ツナと野菜4種(レタス、トマト、ピーマン、玉ねぎ)をコッペパンに挟み、こしょうで仕上げ‼これで簡単美味しいツナサンドの出来上がり
でもサブウェイのツナサンドも負けてませんよ
気持ちよく出かけられるようになったらサブウェイのも是非 pic.twitter.com/E9x32EqXuN
辻本:これは実際に私が家で作って撮影したのですが、ツナサンドって簡単そうに見えてすごく大変で(苦笑)。食パンに挟むいわゆるツナサンドと違って、サブウェイは野菜を細かく切らなければならないですし、玉ねぎをそのまま食べると辛いので一度電子レンジで温めてから冷まさないといけないんです。
苦労して完成しましたが、パンや野菜の味の強さなど実際のサブウェイの商品とはかけ離れていました。我ながらやっぱりサブウェイって手軽でお得でおいしいなあって実感してしまいましたね。
そして、ちょうど同じ頃に、Twitter上に「サブウェイ風サンドイッチを作ってみた」というような投稿も見られて。きっとファンの人達に問いかけたら、家で試してくれるだろうなと思い、これをキャンペーンにしちゃおうと考えたわけです。そこで、緊急企画として「#おうちでサブウェイやってみた」写真投稿キャンペーンを開始しました。
すると、その投稿に対してすぐに、「サブウェイのパンはどこでも売ってるパンとは違うので同じになりません」「サブウェイ1円も儲からないのにこういうの企画するのすっごい好き」といった反応がありました。「もう、分かってくださってるぅ‼」と、嬉しかったですね(笑)。

徳力:お客様がこれをわかってくださってるというのは嬉しいですよね。
辻本:はい。このようにしてキャンペーンが始まり、色々な投稿が上がってきました。中にはお子さんといっしょに自宅サブウェイをキッチンで開催し、実況していく投稿などもあり、コロナ禍でのお子さんとのよいコミュニケーションになったのではないかと嬉しくなりましたね。
また、「1ヵ月以上食べてないので密造に走りました」というおもしろい投稿をしてくれた方が、“お店の方の野菜を詰めるスキルとサンドイッチを包む紙に敬意”という評価をしてくれたんですね。
すごくありがたいお言葉だと思いつつも、「実はポイントはそこじゃないんですよ」と、サブウェイとしてお伝えしたかったのです。
そこでサブウェイから「野菜のこぼれないパンの切り方図解」というのを投稿しました。普通はパンを真横にカットしますが、サブウェイのサンドイッチは斜めに切るんですよね。これをサブウェイ用語でヒンジカットと言います。

徳力:これ読んでなるほどなって思いましたけど、「企業秘密です」っていうのがずるいなって思って。これも本社にバレたら怒られるやつですか?
辻本:これは、アルバイトさん全員が知っていることですし、公開してもいいかなと判断しました。最初は写真で出そうと思ったんですが、それだとちょっと怒られそうな気がしたのでパワポでこの図を作りました(笑)。
パンって、ただ切ってるだけと思われますよね。でも実はその切り方にもこだわりの角度があって、かなりコツがいるんです。そのポイントを紹介したいと以前から思っていたのですが、いいきっかけになりました。フォロワーさんからは「企業秘密を教えてくれちゃうサブウェイのやさしさ」「家でもやってみます」といった反応が見られました。
徳力:お店に来てるわけじゃないんだけど、ちょっと店頭でのコミュニケーションをしている感覚に近いですね。
辻本:はい。おうちに居ながら、この#おうちでサブウェイを作ってくださってる間中ずっと、サブウェイのことを考えてくれているという、こんなにもエンゲージメントの高いことをしてくれた方がいたことは、担当者としても、いちサブウェイファンとしても本当に嬉しかったですし、人数としては決して多くはないですけど、深度の高いコミュニケーションができたという自負はあります。
6月以降も続けたいという思いもありましたが、お店に人が戻ってきている段階でもあり、みなさんの投稿を集めてコメントでまとめるという形で5月末に一旦終わりを迎えました。