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バドワイザーがコロナ禍でカルチャー支援を推進!ブランドが行動で示す意味とは

コロナ禍のカルチャー支援の反応は?

MZ:すでに4回イベントを開催しているとのことですが、反響はいかがでしょうか。

島田:第1回のLOST DECADEは、配信時間が火曜日の夜だったのですが、ユニークで2万5,000人を超える方が視聴してくれました。オンラインイベントとしては成功だったと思います。定性的にも「楽しい」「ずっと見たかった」「早く生で見たい」などポジティブな声が多かったですね。2回目以降も同様で、オンラインで好きなアーティストの配信を見ることができたことに対し感謝のコメントが多数集まりました。

LOST DECADE

MZ:アーティストやライブハウスなどの施設はどうでしょうか。

島田:参加したアーティストの方も、我々のようなブランドが主体的に取り組んでいることを高く評価してくれています。施設としても配信ライブをやりたいがお金やノウハウ、人的リソースがないといった声もある中で、我々がその部分をフォローできたのは非常に良かったと考えています。

 ビールには、人と人をつなぐ役割があると思っています。今回の取り組みでは、分断されてしまったカルチャーシーンを改めてつなぎ直していきたいと考えています。

今後は余剰ビールを使った支援も

MZ:最後に今後の展望をお聞かせください。

島田:RE:CONNECTに関しては、9月ごろまでは続けていく予定です。また、ブランドとしてはBE A KINGをコアに掲げているので、今後もKINGになるアーティストを応援していきたいと考えています。

 我々は、カルチャーシーンを使うという形で宣伝したいわけではありません。今後も応援するという姿勢は変えずに取り組みを行いたいです。

 また、余剰ビールを活用した支援も視野に入れています。具体的には、9月よりエシカル・スピリッツ、月桂冠と共同で余剰ビールをジンとして再生した「REVIVE」の販売をスタートしました。

 新型コロナウイルスの影響で、大量のビールを廃棄しなければならない状況だったため、先述の2社に協力をお願いし、クラフトジンとして新たに開発しました。そして、そこで出た売り上げの一部はRE:CONNECTプロジェクトの一環として寄付していく予定です。

MZ:自社のブランド課題も解決しながら、苦境に立たされるカルチャーシーンの支援も引き続き行っていく、同社の姿勢は生活者にも大きな好感をもたらすのではないでしょうか。今後のバドワイザーのブランド活動にも注目したいです。島田さん、本日はありがとうございました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/34195

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