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イベントレポート

ニューノーマル時代に求められる“企業カルチャー”とデジタル業界の未来/INBOUND2020レポート

ニューノーマル時代にデジタル業界が向かうべき方向

 その後クリストファー氏から、この変化する時代にどのようにHubSpotが新機能を実装するかについて伝えられた。新機能の詳細はHubSpot Japanのリリースをご覧いただき、ニューノーマル時代に特に考えるべきことと、マーケティングを含めたソフトウェア業界がどのような方向に進むのかを伝えて本レポートを終わりたい。

 「これまでの多くのエンタープライズソフトウェアは、買収の繰り返しでつぎはぎの状態だった。足りない機能を買収して、必要な表面を完成させていく、という具合。でも今後のソフトウェアは違う方向に、よりコンシューマー向けに進んでいくと感じている」(ブライアン氏)

 「そうだと本当に思う。とにかくこの新しい時代に求められるのは“使い勝手の良さ”だと思います。Zoomは良い例で、ビデオ会議はZoomの発明品ではないのですが、ビデオ会議の”使い勝手をよくした”ことに意味があり、結果、子供もその親も、簡単に使えるようになりました。企業が成長を実現するには、健全な経営をする必要があり、リーダーたちがそのことを語り、オペレーションをする人たちが讃えられるようになる必要があるでしょうね」(ダーメッシュ氏)

 皆さんの周りにもコロナ禍により初めてのソフトウェアに触れ始めた人がいるかと思う。筆者はZoomを4~5年くらい前から利用しており、その当時からいろいろな人に勧めていたものの、拒絶されることが多かった。今ではビジネスマンが乗り合わせる電車内でもZoomという単語を耳にする状況ではないだろうか。

 HubSpotがインバウンドマーケティングを提唱し始めたとき、筆者が強く感じたのは「マーケティングの民主化」。この状況から2019年に戻ることは決してないし、「デジタルの民主化」はさらに進むであろう。企業の収益を考えるリーダーたちは、この大きな変化を前向きに捉え、人がこの状況に何を望んでいるのかを考え、共感し、事業活動を行い繁栄(thrive)をしていくべきではないだろうか。

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この記事の著者

戸栗 頌平(トグリ ショウヘイ)

株式会社LEAPT(レプト)
代表取締役

複数BtoB企業と起業を経て、マーケティングコンサルタントとしてBtoB専業マーケティング代理店へ従事。その後、外資SaaSのユニコーン企業の日本法人立ち上げを行い、法人営業開始後マーケティング責任者として創業期の日本法人を牽引。現在、LEAPTにてBtoBマーケティング支援事業を行う。海外SaaS、マーケティング、カンファレンス等に精通。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/10/08 08:00 https://markezine.jp/article/detail/34494

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