新型コロナウイルスの感染拡大という世界的な危機によって、社会全体が予想だにしない変化を迎えた2020年。生活者も企業もその行動が大きく変わる中、マーケティング業界ではどのようなトピックに注目が集まったのでしょうか? MarkeZine編集部では、2020年1月1日~12月22日の間に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。MarkeZineの人気記事から、業界の注目トピックを振り返ってみてください。
1~10位 SNSの活用指南やコロナ禍による変動に注目が集まる
1位は、Instagramを通じて松屋フーズのリブランディングなどを手掛けてきた、grass株式会社の齊藤澪菜氏へのインタビュー記事。Instagram活用に欠かせないコンテンツへの工夫や投稿の極意が語られています。
この順位からは、流行が変化し続けるSNSの活用において、有効な手法をいち早く取り入れたいというマーケターの強い思いが読み取れました。
2位は、TBWA HAKUHODOの田貝 雅和氏による連載からランクインした、こちらの記事です。
本連載のテーマは、創造的破壊を促す思考法“Disruption(ディスラプション)”をヒントに検討する、ニューノーマルな企業やサービスのあり方。こちらの記事では、世界初のスーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」を開発したオアシスライフスタイルグループの関谷代表をゲストに迎え、ニューノーマルを生み出した先に描く“ビジョンの見つけ方”を解説しています。
3位は、MarkeZine編集部がマーケターに向けて行ったアンケート調査の回答をまとめた、こちらの記事。広告予算の変化、導入検討ツール、現在の課題などから、マーケティング活動の変化を伝えています。
続く4~10位は、下記の通りです。コロナ禍によって大きく変化したマーケティング戦略や消費者トレンドのほか、業界を問わず重要性が増している企業のDXについても多くの目が向けられていました。
4位 コロナ禍で激変するマーケティング。4タイプで今後を見通す
5位 2020年、現実となったマクルーハンの予言 データとUXと自由、その主権とインテリジェンスの意味
6位 外出自粛によって生まれた新たなトレンド“巣ごもり消費”に、企業はどう対応していくべきか?
11~20位 話題の事例からひも解く新たな戦略に関心を寄せる
ここからは人気記事の11~20位をご紹介します。プライバシーに配慮したデータの取り扱いや、Cookieに依存しないマーケティング手法など、GDPRや個人情報保護法の改正に関連した記事が複数ランクインしたほか、コンテンツ作りやアイデア創出のノウハウに関する記事もランクインしました。
11位 「データデータって飽きた」データサイエンティスト・松本健太郎さんがMarkeZineに愚痴った訳
12位 個人情報保護法改正案のポイントは?適切な同意の取り方からユーザー自身によるコントロールまで一挙解説
13位 面白いアイデアはどうやって生み出すの? バーグハンバーグバーグの緻密なノウハウに迫る
14位 UGC数が1年で9倍、売上も伸長 個性派ブランドのジョンソンヴィルを「自分ごと化」させたSNS活用
15位 Cookie規制にどう対応するか リタゲ2.0を実現する「チャットコマース」の可能性
16位 「Googleアナリティクスを見るのが面倒」から生まれた、2,000円のアクセス解析レポートとは?
17位 リーマン・ショック時、広告費はどう変わったのだろうか?コロナ時代の広告市場を考えるためのヒント
18位 総視聴者数は1,000万越え!楽天モバイルが国内歴代1位を記録した、ライブ配信発表会に成功した理由
2020年の業界トレンドをキャッチアップするために、押さえておきたい記事ばかりです。新たな年に備えるためにも、この年末年始にまとめ読みしておくのはいかがでしょうか。