10,000件超の支援に裏打ちされた最適な形を提案
実は「アドフープ」は、2020年10月にプレリリースし、アドエビスユーザーに向けて、マッチングサービスの実証実験を行っていた。そして2021年1月6日に名称変更を行い、満を持して一般事業者に向けてもサービス提供を開始した。
「多くのお客様に喜ばれ、かつ紹介後の成功パターンも見えてきました。そこで今回、サービス名称を変えて、本格的に提供すべきタイミングだと判断しました」(水野氏)
同社はアドエビス事業を通して、これまで延べ10,000件以上のデジタルマーケティングにおける効果測定を支援してきた。そのため業界を問わずデジタルマーケティングにまつわる施策や成長フェーズなどに応じた施策の知見を多く持っている。したがって次に行うべき施策に合わせた広告代理店を提案できるのだという。
「業界に大きな偏りはありませんが、EC系、金融系、人材系のサービスの会社が多いですね。アドエビス自体が広告からのコンバージョンを計測するツールですので、獲得指標にフォーカスする企業の方からも多く相談いただいています」(満田氏)
広告主と代理店、双方に価値ある出会いを創出
「アドフープ」の広告代理店のマッチング方法は、広告主に対し複数候補の広告代理店をピックアップしコンペを開催する形で行われる。広告代理店が見つかったとしても、広告主に費用がかからないため、依頼のハードルが低いのも魅力だ。すでに同サービスを活用して広告代理店とマッチングした広告主からも高い評価を受けていると水野氏は続けた。
「アパレルECを展開する広告主様の例ですが、長くお付き合いしている広告代理店様と非常にマンネリ気味で新たな提案もなかったそうです。そこで新たに広告代理店様をご紹介し、Google、Yahoo!、SNSと施策を挙げられた中で、Yahoo!にまだ色々とテコ入れする要素があると新たな広告代理店様は提案しました。結果としてYahoo!の広告効果が大きく改善され、非常に喜んでいただくことができました」(水野氏)
他にも、今までは関わりのなかった規模感同士の広告主、広告代理店をマッチングできるようになったという。「これまで提案の機会がなかった代理店との付き合いが生まれたことに対して評価する声も、広告主から出てきている」と満田氏は述べた。