SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

メルマガ解除・開封率低下に悩んでいませんか?「Cuenote FC」に新機能【最新調査データも紹介】

 コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションが増え、改めてその価値に注目が集まるメールマーケティング。顧客との関係維持に積極的に用いる企業が多い一方、配信頻度のコントロールができていないと購読解除やブランド毀損を起こし、結果的に悪影響を及ぼしかねない。そこで長年メール配信システムを手がけてきたユミルリンクでは、「Cuenote(キューノート) FC」に過度なコミュニケーションを自動回避するフリークエンシー機能を実装した。そこには、どんな市場の変化とユーザーニーズがあったのだろうか。

最新調査にみるコロナ禍のメールマーケティング

――メール配信業界の老舗企業として、これまでメールマーケティングを支えてきたユミルリンクさんですが、近年のメールマーケティングのトレンドをどのように捉えていますか?

桑谷:当社では毎年、EC売上トップ50社を対象に、メルマガをどのように販促やブランドコミュニケーションに活用しているかを調査しています。2020年の結果を見ると、例年とは違う傾向が見られました。

 特筆すべきは、配信する「曜日」と「時間帯」における変化です。曜日については、これまで“週末の金曜日”に集中していたのが、“平日の水曜日”に配信数が増加しました。

 時間帯の傾向としても、かつては夜ご飯前の“18時台”に集中していたのが、日中“12時台”の配信数が大幅に増える傾向が出ていました。

クリック/タップで拡大
クリック/タップで拡大

桑谷:一方休日のピークは、12時が10時に、夕方18時が19時に動いていることがわかりました。小売などはピークシフトへの配慮もあるでしょうが、接点を分散しようとする工夫が、こういった結果につながっているのではと分析しています。

――メールマーケティングにもコロナ禍の影響が見られるのですね。

桑谷:そうですね。配信内容に関しても、お客様への気遣いをメッセージに含める企業もあるようです。そしてオフラインの接点に制限のある今、お客さまとの関係構築の重要なチャネルとしてメールの使い方を見直したいと当社にご相談くださる方が増えています。

ユミルリンク セールス本部 ゼネラルマネージャー 桑谷 健司氏
ユミルリンク セールス本部 ゼネラルマネージャー 桑谷 健司氏

最多は1日9通!配信数のコントロールが急務に

――具体的には、どのような相談が寄せられているのでしょうか。

桑谷:配信頻度のコントロールに関するご相談が増えています。先ほどの調査によると、1社あたりの平均は1日1通程度ですが、最も多い企業では「9通」との回答がありました。特に複数のブランドを抱えるアパレルや家電系の総合販売店は、配信数が多くなる傾向にあります。

クリック/タップで拡大
クリック/タップで拡大

桑谷:メールマーケティングは顧客との関係維持やプロモーション、通知などの用途で活用できますが、配信数が多くなりすぎると離反やブランド毀損につながったり、開封率低下の恐れも出てきます

 このようなご相談は2~3年前から増加傾向にありましたが、コロナ禍でオンラインチャネルの重要性が増している中、対応が急務になっている側面もあると思います。

――そもそもなぜ、配信数のコントロールが難しい状況になっているのでしょうか。

桑谷:いくつかの要因がありますが、一つはシナリオの複雑化です。デジタル化の流れから、行動データやPOSデータなどが取れるようになりましたよね。それを基にレコメンドメールを送ったり、セグメンテーションを分け、パーソナライズした内容の配信が当たり前になったことで、複数のシナリオが同時に走るようになってきました。加えてデジタル上のキャンペーン数も増えると、絶対数が増えていくため、運用する企業の負荷が高くなることも課題としてあがるようになったのです。

 こうした背景から今回、当社のメール配信システム「Cuenote FC」に、新たにフリークエンシー機能を実装しました。

次のページ
「期間・通数」の設定で、配信を自動でコントロール

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/35478

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング