BIツールでは手の届かない分析が課題に
――まず、御社の事業概要について教えてください。
間瀬:弊社は、「社会価値の創造」を企業理念に掲げており、スポーツを通じて社会に役立つ新しい市場や文化を創り出すことを目指しております。 具体的には、多くのアスリートが着用する「UNDER ARMOUR」を軸としたスポーツプロダクト事業を展開しています。
――御社は以前よりデータマーケティングに注力しており、その取り組みを加速させるべくフロムスクラッチのデータマーケティングツール「b→dash」を導入したと聞いています。そのきっかけはなんだったのでしょうか。
間瀬:b→dash導入以前は、売上データを分析するためにあるBIツールを導入していました。そのツールでは、「商品カテゴリ別」「スポーツ別」「属性別」などの集計軸と、「売上金額」「F2転換率」「LTV」「購入回数」「購入単価」といった指標を組み合わせた分析を行う予定でした。
ただ、実際に既存のBIツールで分析を行おうとすると、社内にある顧客データ、EC売上データ、店舗売上データなど様々なデータが統合されておらず、分析できるデータが限られ、導入前に描いていた分析が実現できませんでした。
たとえば、「商品カテゴリ別」の集計軸と「F2転換率」の指標を掛け合わせた「商品カテゴリ別F2転換率」を分析して、継続購入につながりやすい初回購入商品は何かを探ろうと思っても、そのデータの掛け合わせができない、もしくは時間がかかっていたのです。
そこで、データの統合を進めるべく、SQLを用いた統合作業を行っているシステムベンダーに見積もりを取りました。しかし、費用がものすごく高く、何か他に良い方法がないか模索していたところ、出会ったのがb→dashでした。
データ加工・統合・連携をノーコードで実現
――分析以前にデータ統合の重要性に気づき、それを可能にする手段を模索したわけですね。様々なデータマーケティングに関するツールがある中で、b→dashを選んだのはなぜでしょうか。
間瀬:複数社のツールを検討する中で、b→dashであれば、分析に必要なデータをマーケター自身で簡単に準備できるという点が決め手でしたね。b→dashの場合は、GUI上でSQLを用いる必要がなく、誰でもノーコードでデータ統合に関する作業が行えます。
間瀬:データ分析に必要なデータの加工・統合・連携といったデータの準備をシステムベンダーに発注せずマーケター自身で完結できるので、非常に大きなメリットを感じました。
実際にb→dashのデモ画面も見せてもらった際も、とても使いやすいUI/UXになっており、直感的に作業できることから「SQLの知識がないメンバーでも運用できそうだ」というイメージを持てたため、b→dashの導入を決めました。
また、b→dashはデータの加工、統合をテンプレートで実施できる機能など、クラウドサービスならではのアップデートが頻繁に行われる点も非常に魅力的でした。