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急成長の2020年はあくまで通過点。生産者と生活者、双方と向き合う「食べチョク」のマーケティング


 「実務」「実践」「再現性」の切り口から、マーケティングの次の一手を探るMarkeZine プレミアムセミナー。2021年1月開催回に登壇したのは、産直EC「食べチョク」を運営するビビッドガーデンの松浦悠介氏。全国から3,800軒以上の生産者が登録し、急成長を続ける「食べチョク」のマーケティング戦略を語った。生産者向けはBtoB、食べチョクユーザーの生活者にはBtoCと、異なるマーケティングを展開する同社。そこには、「日本の一次産業の課題を解決する」という強い意志と、実直なグロースハックがあった。

食べチョクの本質的な価値が評価された2020年

 2017年にサービスインした食べチョクは、生産者と生活者をつなぐプラットフォームを構築し、自社で在庫や流通手段を持たないビジネスモデルだ。一般では手に入りづらい食材やこだわりを込めた商品を、生産者自らが値付けする「オンライン直売所」である。

 生産者にとっては、従来の流通ルート以外の選択肢が増え、顧客の声が直接聞ける他、粗利の高さや自社EC運営時の課題になりやすい集客や宣伝、カスタマーサポートを、食べチョクが支援するメリットがある。対して生活者は、新鮮な食材をオンラインで簡単に買えるだけでなく、生産者とつながることで、仕事への思い、食材にまつわるストーリーを知り、コミュニティ機能を使って「おいしかった」とメッセージを届けられる。毎日の「食」を、より価値あるものとして体験できるのだ。

 野菜の販売からスタートし、肉、魚、花など、取扱品目を拡大し続けてきた食べチョクは、流通額は直近1年で42倍、登録ユーザー数は43倍、登録生産者数は5倍と、2020年に大きく成長。サービスへの流入数も、月100万人を超える規模となった。これらの状況を、マーケティングを統括する松浦氏は、「コロナ禍による応援消費の影響はあったが、それはきっかけの1つ。食べチョクに魅力的な食材があること、おいしいと感じた体験が、継続利用につながっている」と分析。サービスの本質的な価値が支持されたことで大きく成長できたのだ。

食べチョクの流通額の推移
食べチョクの流通額の推移

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/31 15:56 https://markezine.jp/article/detail/35911

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