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ウォーキングアプリ「aruku&」の熱狂的なファン作りを支えるデジタルギフト活用

在庫コストがかからず、ギフトの個数を柔軟に設定

MZ:「手軽さ」とは、具体的にどういったものでしょうか?

藤田:デジタルギフトなので、まず送料がかかりません。その分商品に充てることができ、賞品数を多く出すことができます。ユーザーやキャンペーンの規模に合わせてポチッとギフトの賞品数を調整しています。その際、他社のギフトサービスでは、年間購入額が条件になったり、発注個数に柔軟に対応できなかったりと条件があるのですが、ポチッとギフトは非常に柔軟に調整できるのが大きいですね。

 長年セブン-イレブン様がサプライヤーになっていて、発注個数に柔軟に対応くださっています。こちらの都合で「今回は小規模で」「今回は多数で」と個数に幅があっても対応いただき、助かっています。

株式会社ONE COMPATH ビジネス開発部 コンシューマー事業G<br />ディレクター 藤田菜々実氏
株式会社ONE COMPATH ビジネス開発部 コンシューマー事業G
ディレクター 藤田菜々実氏

藤田:また在庫を抱えるリスクやコストがありません。食品の場合は賞味期限がありますがポチっとギフトだと、ユーザーの好きなタイミングで交換できるので、そうした心配も必要ないのが魅力です。

手軽に実装可能 ユーザーのアプリ起動のモチベーションにも

MZ:具体的なキャンペーン事例を教えてください。

西澤:先ほどもお話ししたように、aruku&のユーザーは男女比がほぼ半々、幅広い年齢層の方にお使いいただいています。なかでも、「ポイ活」といわれるポイント収集に熱心な方や、懸賞好きな方は大事なターゲット層の1つと考えており、実際にユーザーのインサイトもそうした方々が多くいらっしゃいます。

 今展開しているキャンペーンは、まさにこうしたターゲットの既存ユーザーを活性化するタイプの施策です。「1,000歩歩けば、1回賞品応募ができる」というキャンペーンで、デジタルギフトを配信しています。

 賞品を実際に発送するとなると、どうしても住所や電話番号といった個人情報のやり取りが発生しますし、そのコミュニケーションに時間がかかります。ポチッとギフトの場合、当選するとデジタルギフトのURLがそのまま表示されるだけで、個人情報のやり取りは必要ありませんし、その場で当選がわかってデジタルギフトやクーポンがもらえるので、モチベーションも向上すると思います。

MZ:「1,000歩歩いて応募できる」というのは、応募側からすると手軽に楽しめる一方、運用面では応募数と当選数が増え負荷が高くなるのではと思ったのですが、その点はいかがですか?

藤田:年間発注金額の縛りがなく、柔軟に個数を用意できる点は先ほどお話しした通りですが、運用面でも非常に工数が少なく容易に連携できる点が助かっています。デジタルギフトなので、URLで納品いただく形になりますが、そのURLをシステム内にコピー&ペーストするだけで簡単に連携できます。

 他社のギフトサービスの場合、賞品設定に当たっては、入稿シートを細かく記入して納品していただく形になることが多いのですが、ポチッとギフトはメールで連絡して見積もりをいただき、URLを設定するだけ。スムーズにやり取りできるので、準備工数も削減できます。全体的に作業工数がほとんどかからず、簡単に賞品を設定できるのは、他にはないメリットだと思っています。この点も、デジタルギフトを使ったキャンペーンが行いやすいように、SBギフトさん側で柔軟に対応いただいているようです。

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応募数が既存のキャンペーンと比べて3倍増に

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/04/23 10:30 https://markezine.jp/article/detail/36041

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