キャンペーンから目的別に選択して運用効果を明確化
少額から運用を始めて、継続的に配信を拡大していくために重要なポイントを川原田氏は次のように説明する。
「最も重要なのは、運用の目標を決めてからはじめることです。なんとなくはじめてしまうと、良かったのか悪かったのかが曖昧になり、費用対効果が見えにくくなることもあります」(川原田氏)
LINE広告は配信設計を行う最初の段階で、目的別のキャンペーンを6種類の中から選ぶ仕様になっている。たとえば、「ウェブサイトへのアクセス」ならサイトへの誘導にともなう認知拡大、「ウェブサイトコンバージョン」ならサイト内での購入や申し込み促進を目的とした広告運用が行える。
そのため、「LINE広告を使い、どのくらいの予算で何件獲得したいのか」といった目標を事前に決め、キャンペーンの中から適したものを選ぶことが大切だ。
中でも少額から運用を始める場合、特に使いやすいキャンペーンは、「ウェブサイトへのアクセス」と「友だち追加」だという。友だち追加は自社のLINE公式アカウントの友だち数を増やすもので、友だちが追加されるたびに課金される成果報酬型のため、気軽にはじめやすい。
「特に美容業界や飲食業界においては、自社のホームページを持たずにLINE公式アカウントを開設してホームページの代わりに情報を発信するケースが増えています。LINE公式アカウントを活用したビジネスの拡大には、ユーザーにLINE公式アカウントの友だちになっていただくステップが重要になります。そのため、効率的に友だちを増やすためにLINE広告で企業・店舗のLINE公式アカウントを訴求して友だちを集め、集客したユーザー(友だち)との中長期的なコミュニケーションをLINE公式アカウントで行う企業も増加しています」(安彦氏)
運用の疑問はどう解決する?
LINE広告はオンラインでアカウント開設から広告配信まで完結することができる。運用時の疑問はLINE公式アカウントの「LINE広告サポート」に尋ねればリアルタイムで回答が得られる。
広告運用は情報を欲する人に適切な情報を届けることが要となる。日本全国で幅広いユーザーが使用しているコミュニケーションアプリだからこそ、今まで商品やサービスの魅力に気づいていなかったユーザーに確実にメッセージを届けられる。
予算を理由にLINE広告を選択肢から省いている場合は、少額の試験運用から始めてみるのはいかがだろうか。