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『ファン』のインサイトをいかに捉えるか~企業とIP、ファンの関係を考える~

ホロライブ、ヒプマイとのコラボも大好評!日清カレーメシに学ぶ、ファンが喜ぶブランド体験の作り方

数年後でも話題に、驚きの残存効果

MZ:ここからは、コラボの結果についてお聞かせください。こういったコラボでは、どのようなKPIを設計されているのでしょうか

土岡:カレーメシのコンテンツコラボ企画の軸は、ミュージックビデオ(MV)です。KPIは、MVの再生回数を中心に置き、TwitterなどのSNSやハッシュタグを見てエンゲージメントを測っています。生配信などの動画企画では、同時視聴数を追っていますね。そして、キャンペーン前後の売上げ比較も大切な指標です。

 印象的だったのは、ヒプノシスマイクさんとのコラボでカレーメシ公式Twitterのフォロワーが倍増したこと。人気がある作品だとは知っていましたが、その反響の大きさには改めて驚かされました。「コラボをきっかけにカレーメシを食べました」というお声もいただいていますので、ご縁があって本当に感謝しています。

MZ:コラボの目的は、「深さ」とのことでした。深さを感じた反響はありますか?

土岡:企画から1年、2年経っても、ファンの方が「カレーメシとコラボしていた曲が耳から離れない」とツイートされることがあるんです。コラボによる影響の深さを感じますね。

 また、今年3月にカレーメシの累計販売食数が1億食を突破したときは、記念企画として、過去にコラボをした、ホロライブさん、ゾンビランドサガさん、アイドルマスターシンデレラガールズさんにお願いし、お祝いコメントを寄せていただきました。こちらも、ファンの方がコラボ当時の思い出をツイートされていて、企画が強く記憶に残っているんだなと思いました。

社会を巻き込むファンの熱量

MZ:様々なコラボを実施されていますが、今後はどのような展開をお考えですか?

土岡:やはり、ファンの方々の熱量はすごいですね。これまでに、いろいろなコンテンツとコラボを展開してきましたが、どのファンの方々もコンテンツが好きで応援したいという熱意を感じました。

 マス広告に比べると限られた人数とのコミュニケーションになりますが、そこで起きている熱量はもしかするとマス以上。はじめは話題の広がりがファンの方々だけに限られていますが、その熱量の高さから次第に世の中ごとになっていくような印象があります。これからも、ファンの皆さんに喜んでいただけるコラボを通して、カレーメシのブランド体験の場をデジタル上でも提供していきたいです。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/07/01 07:30 https://markezine.jp/article/detail/36558

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